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お宮参り後の食事会では赤ちゃんにはどんなメニューがいいの?食事会の予算も解説

特集
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赤ちゃんにとって初めてのイベントでもあるお宮参り。少しでも盛り上げるために食事会を催す家も少なくありません。そこで今回は、お宮参り後の食事会について、メリットやデメリットも交えつつ、気を付けるべきことや費用などについてまとめてみました。  

お宮参り後の食事はランチがいい?それともディナー?

お宮参り後に食事をするならばランチとディナーとどちらが良いのでしょうか。それぞれのメリット、デメリットをまとめてみたので参考にしてみて下さい。

ランチのメリット・デメリット

お宮参りは午前中に済まされる方が多いので、お宮参りを終えた足で食事会に行くのであれば、ディナーよりもランチの方が望ましいといえます。ランチであればディナーよりも安く、手早く済ませられるというのも、乳幼児を抱えた母親にとっては有り難い点です。   しかし、お宮参り前に写真撮影をしている場合、写真撮影時間とお宮参りの時間で赤ちゃんは体力の限界に達している可能性があります。赤ちゃんがいつもよりぐったりしている様子であればランチを諦め、家へ直行出来る柔軟さも持ち合わせておきましょう。  

ディナーのメリット・デメリット

お宮参りを夕方に済ませ、そのまま食事会に行くのであればディナーが望ましいといえます。外で食事会をする場合、夕飯の支度をしなくても済みます。しかし、まだ完全に体調が戻っていない母親にとって、夜の外出は身体にこたえるところもあります。赤ちゃんも普段ぐっすり寝ている時間帯に外に連れ出されたのでは安眠出来ずに不機嫌になってしまう可能性もあるので、様子を見ながら食事会の時間帯を決めましょう。  

そもそも外食と自宅、どちらがいいの?

お宮参り後の食事はレストランなどを利用した方がいいのか、自宅で手早く済ませた方がいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。それぞれのメリット・デメリットをまとめみました。  

外食のメリット・デメリット

外食のメリットは、食事の用意をしなくてよいことです。乳飲み子を抱えて三度の食事の支度をするのは大変です。まして食事会ともなるといつも以上に食事の用意をしなければいけないので、負担も大きくなります。   逆に外食のデメリットというのは、費用負担が大きくなる可能性が高いということ、そして予約に手間がかかるということです。座敷の個室が予約できれば部屋で赤ちゃんを寝かせたり、その場で授乳やおむつ替えもしたりすることが出来ます。   しかし、普通の座席では赤ちゃんを寝かすことはもちろん出来ず、他のお客の顔色をうかがって授乳もまともに出来ません。母親にとっても赤ちゃんにとっても望ましい環境を揃えるために、少し手間がかかります。  

自宅で食べるメリット・デメリット

自宅で食べるメリットは、落ち着いて食事できるということです。赤ちゃんにとっても安心我が家であり、食事会の間にお気に入りの布団でごろ寝することも出来ます。また赤ちゃんがいつものように布団で寝ていれば、大人は安心して食事を楽しむことも出来ます。   しかし自宅で食事会を催すと場合は、それ相当の用意が必要になってきます。掃除はもちろんですが、乳飲み子を抱えて食事の支度をするのは大変なので、あらかじめお弁当を取るなどの工夫が必要になります。食事会前の準備も大変ですが、人数が多ければ後片づけも大変です。母親は、授乳時間もあるので、夫婦で協力して後片付けをするようにしましょう。  

自宅で食べる場合のおすすめメニューと注意点

自宅で食事会を催すとなれば、食事会のメニューも考えなくてはなりません。お祝いごとの食事会なので縁起物を取り入れるのが定番なようです。  

メニュー1:ちらし寿司

ちらし寿司といえば、ひな祭りの食事を思い浮かべる方も多いでしょう。寿司が縁起物で、それに花を散らせたように様々な具材で彩りを添えたのがちらし寿司です。ちらし寿司の良いところは、それだけでメインディッシュになるというところです。作るのも簡単で、酢飯に具材を混ぜ合わせれば良いだけなので、忙しいママさんにもお勧めです。余裕があるのであれば、汁物も合わせて出すと良いでしょう。  

メニュー2:お赤飯

古くから祝いごとやハレの食事に用いられてきたのがお赤飯です。両家のご両親を招いて食事会を催す際に、「祝い事に赤飯も無いのか」と言われてしまうことのないよう、お赤飯は用意しておいた方が無難だと言えます。但し、ちらし寿司とは異なり、お赤飯単品がメインディッシュというわけにはいかないので、付け合せやおかずも考える必要があります。  

メニュー3:稲荷寿司

関西の方ではよく縁起物の食べ物として稲荷寿司が振る舞われます。神の化身キツネを連想させる見た目から、稲荷寿司は縁起物と言われているようです。稲荷寿司と香の物、汁物があれば、華やかさには欠けますが、食事(ランチ)としては十分です。華やかさが必要なのであれば、器や置物に縁起物が描かかれているものを用いて、祝いの席という雰囲気を演出してみましょう。  

お宮参りの注意点

お宮参りは、生後30日前後にするのが習わしですが、両親の都合や天候、赤ちゃんの体調次第では先延ばしになることがあります。なかには半年遅れでお宮参りをするという方もいるでしょう。もし、離乳食が始まっているのであれば、赤ちゃんが普段口にする離乳食を別に用意しておいてあげましょう。授乳も哺乳瓶に切り替えている場合は、粉ミルク、お湯、哺乳瓶の用意が必要になってきます。食事会の食事を楽しむのは大人の方ですが、赤ちゃんのお腹のすき具合には常に注意を向けておいた方が良いでしょう。  

お宮参りの食事予算

お宮参りの食事会の予算は皆どれぐらいにしているのか気になる人も多いでしょう。両家のご両親も交えての食事会の場合、誰が食事代を持つのが望ましいのかご説明します。  

費用の相場

お宮参り後の食事会の費用は、ランチかディナーかで変わってきます。ランチの場合は、一人あたりの食事代が3000円から5000円、ディナーの場合は、一人あたりの食事代が5000円から10000円となっています。   ホテル内の有名レストラン、有名料理亭を利用するとなるとランチでも一人15000円ほどになることもありますが、主役の赤ちゃんがまだしっかりとした食事を食べられるわけではないので、一人当たり3000円から5000円という範囲で食事会を組む方が多いようです。  

誰が払うか

お宮参りの食事会の費用は、父方の家が持たなくてはいけないなどの決まりごとはありません。両家のご両親を招いてお宮参りをする際には、皆の都合を聞いてお宮参りの日にちを決定します。その際に、お宮参り後の食事会をどうするのか両家のご両親と相談してみるのが良いです。   食事会自体をやるのかやらないのか、豪華にするのか否か、誰が食事代を持つのか、皆が納得する内容で決めるのが望ましいです。あくまでもお宮参り後の食事会に関しては、決まりごとは一切ないので、各ご家庭のニーズと都合に合わせて決めることをお勧めします。  

お店選びの際に気を付けるポイント

お宮参りの食事会を外でする場合、どんなお店を選ぶのが良いのかまとめてみました。  

ポイント①:何よりも赤ちゃんを優先(お店は近場で)

お宮参りは、まだ12回しか外出経験のない赤ちゃんにとって初めてのビッグイベントです。生まれてからお宮参りまでの1ヵ月、ほぼ外の空気に触れることなく生きてきた赤ちゃんにとって、お宮参りの数時間はかなりしんどいものだということを理解しておきましょう。   本来であれば、この時期の外出時間は30分、長くても1時間に留めておくのが良いとされているぐらいなので、お宮参りを終えて食事会に行く場合には、赤ちゃんの体調は大丈夫かどうか、疲れすぎていないかどうかの確認は怠らないようにしましょう。赤ちゃんの体力を考え、外出時間を短縮する意味でも、お店は遠いところを選ばず、お宮参りを済ませた神社近く、もしくは自宅近くにあるものを選ぶようにしましょう。  

ポイント②:禁煙か否か

赤ちゃんの健康を第一に考え、喫煙可のレストランは避けるようにしましょう。仮に喫煙場所から離れた席であっても、タバコの煙はあっという間に空気中に広がり、赤ちゃんのに吸い込まれます。病原菌や細菌に対しても弱い赤ちゃんに害のあるタバコの煙を吸わせては大事なので、レストランは禁煙のところを選ぶようにしましょう。  

ポイント③:個室があるか否か

乳児を連れて食事をするならば個室、出来れば座敷の個室があるレストランを選ぶようにしましょう。座敷であれば、赤ちゃんを畳の上に寝かせておくことも出来、その間母親はリラックスすることも出来ます。個室であれば、授乳をするにも気を遣わずに済み、また赤ちゃんが大泣きしても人目を憚る必要もありません。個室は、親御さんにとっても、あかちゃんにとってもストレスフリーな環境となるので、お宮参り後のレストランには座敷個室のあるレストランをお勧めします。  

まとめ

いかがでしたでしょうか。お宮参りの食事会と一口で言っても、外食か否か、ランチかディナーかなど考えることは沢山ありますが、お宮参りの食事会に関して言えば、絶対に遵守しなければいけない決まりはありません。食事会そのものを行わなくとも本当は問題ありません。 さまざまな情報に惑わされず、自分の家の事情に合わせ食事会のセッティングをするようにしましょう。食事会よりも大切なものは赤ちゃんの健康なので、お宮参り後の赤ちゃんの様子を見つつ、食事会をどうするかの余裕を持ち合わせておきましょう。

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