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お宮参りでスタイや帽子は必要?

お宮参りに帽子が必須な理由

刺激に弱い肌を守るため
生後間もない赤ちゃんの肌は非常に敏感で、刺激に対する免疫も弱いため、できるだけ露出は控えた方がよいと言われています。 特に夏の暑い日差しや、冬の寒気に頭皮が触れてしまうと、紫外線や乾燥などで皮膚トラブルが起こってしまう可能性があります。 このようなリスクを最小限に抑えるためにも、帽子の着用が推奨されています。大泉門を守るため
赤ちゃんの頭蓋骨はまだ閉じきっておらず、頭頂部に「大泉門」という非常にやわらかい部分があります。 赤ちゃんの頭頂部にある大泉門は母親の産道を通るためにやわらかくなっており、生後しばらくは頭頂部が柔らかくペコペコと動きます。 そのため大泉門に何かがぶつかれば、脳にダイレクトにダメージを受けることになるわけです。 大泉門はほとんどが2歳になると閉じますが、お宮参りをに参加する月齢の赤ちゃんが頭部を覆わず外出することは好ましくありません。 このような大泉門への刺激から赤ちゃんを守るためにも、帽子の着用は必要なのです。帽子も含めて正装
前述を踏まえ、赤ちゃんにとって生まれて初めての行事になるお宮参りの正装には、晴れ着だけでなく、帽子がセットになっています。 和装(晴れ着)の場合は大黒帽子、洋装(ベビードレス)の場合はフリルのついた洋風の帽子を合わせることで晴れて完成するわけです。帽子は和装か洋装かで異なる
お宮参りの赤ちゃんの服装には和装と洋装があります。 そして和装と洋装では着用する帽子も変わってくるので、「この帽子を着させてあげたい!」と両親が考えていても、しきたり的に少し変……ということも。 そこでここでは和装と洋装でどのように着用する帽子が異なるのかを見ていきたいと思います。和装の場合
赤ちゃんの服装が和装の場合、熨斗目(のしめ)といわれる祝い着を着用させることがしきたりです。 そのときに着用する帽子は「大黒帽子」と呼ばれ、福の神で有名な大黒天様が被っている頭巾に似ています。 大黒帽子は男の子、女の子関係なく着用することができ、大黒天様のように常に笑顔で過ごすことができるようにという願いが込められています。洋装の場合
洋装の場合は熨斗目などの着物ではなく、ベビードレスやセレモニードレスを着用することが一般的です。 そのためここでは大黒帽子は着用せず、フリルのついた頭全体を包む帽子を着用することが多くなっています。 フリルがついていることで、赤ちゃんがさらに可愛らしくなるだけでなく、豪華な印象を与えることもできます。お宮参りによだれかけ(スタイ)が必須な理由、意味

よだれを祝い着に付けないため
スタイは晴れ着の上から着用させますが、これは晴れ着を赤ちゃんのよだれで汚れないようにする役割があります。 せっかくの晴れ着なので、綺麗な写真を残してあげたいですよね。 また晴れ着が汚れると購入した場合はクリーニング費用が必要になり、レンタルの場合でも落ちない汚れは返却時に追加料金を加算されることもあります。そのためもスタイは重要な役割を果たしています。あごがよだれでかぶれないため
「よだれが出る赤ちゃんの方が健康に育つ」という言葉もありますが、よだれが長時間顎についたままになることで、痒みを引き起こすことがあります。 まだ皮膚がデリケートな赤ちゃんは、痒さで掻いてしまえば、まだ柔らかい爪であっても傷になることもあります。 赤ちゃんにとって比較的長時間の外出となるお宮参りでは、赤ちゃんのよだれが出てもその都度スタイで拭いて、赤ちゃんの皮膚をすこやかに保つ役割があります。かわいいデザインも多く、晴れ着にもピッタリ
お宮参りの際に着用するスタイは光沢があったり、レースやフリルがついていたり、小鳥や花の刺繍が施してあったりと、一般的なスタイと違って機能性以上にデザイン性に優れています。 基本的にスタイは白色を選びますが、その中でもデザインや素材でコーディネートに幅をだし、より洗練された晴れ着姿に格上げすることができるのです。帽子やスタイは素材の確認も重要!

まとめ
