京都最後の夏祭り

皆さまこんにちは、着物レンタルwargo渡月橋店です。

立秋もお盆も過ぎて、暦の上ではすっかりと秋となりましたが、まだまだ暑い日が続いておりますね。朝の風は少し涼しくなったなぁと感じる日もありますが、日中の日差しは真夏のそれと変わりなく、お客様にも「水分を多めに取ってくださいね」と良くお声かけさせて頂いております。

さて、夏といえばお祭りの季節です。この夏も京都各地で様々な夏祭りがありましたが。今日は京都の最後の夏祭りと言われている「八朔祭」をご紹介したいと思います(^ ^)

阪急嵐山駅から一駅の松尾駅、すぐ近くにある「松尾大社」をご存知でしょうか？松尾大社駅の目の前にどーんと大きく立っている真っ赤な鳥居は圧巻。いつでも観光客が多く賑わっている嵐山エリアとは打って変わって、別世界のように静かで荘厳な雰囲気の場所です。

「八朔（はっさく）祭」はこの松尾大社で毎年9月の第１土曜日と日曜日の２日間に渡って行われます。八朔とは、８月の新月のことです。旧暦の８月１日にあたり、この時期に多い台風などの暴風被害などから農作物を守るため、また、家内安全を祈るために１３０年以上前から行われている、とても古い歴史を持つお祭りです。

祭り本番である日曜日に向けて、前日の夕方から縁日が出されており、京都最後の盆踊りや和太鼓の演奏なども楽しめます。

当日である日曜日は、女性だけが担ぐ女神輿ではじまり、赤ちゃん達による泣き相撲や大人達による相撲が行われます。

中でも拝殿で行われる嵯峨野六斎念仏踊は迫力満点です。

六斎念仏（ろくさいねんぶつ）とは、平安時代に空也上人が始めたとされる踊躍念仏を起源として、民衆に仏教を広めるため六斎日に市中各所で鉦や太鼓を打ち鳴らして念仏を唱え踊ったことから、六斎念仏と呼ばれるようになったそうです。国の重要無形民族文化財に指定されでおり、京都市内には十数の地域の団体によってそれぞれ特徴ある六斎念仏が伝承されています(^ ^)三匹の獅子舞による舞いが人気で、蜘蛛と獅子の戦いの演目も迫力があります。様々な演目が行われる六斎念仏踊、きっと飽きることがなく楽しんで頂けるかと思います。

このお祭りは浴衣姿の人々もたくさん来られて、みんなで夏を惜しみ、感謝する伝統的なお祭りです。

もし嵐山でお時間がありましたら、電車で一駅の松尾大社での八朔祭、訪れてみてはいかがでしょうか(*^_^*)

ご来店ありがとうございました。

またのご利用をお待ちしております。

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