小さな春を見つけに嵐山へ

皆さんこんにちは。きものレンタルwargo嵐山駅前店です。寒い！寒い！と思っても暦の上では

立春。嵐山でも春の到来を告げる梅の開花の便りを聞くようになってきました。

梅は元々薬用で、漢方薬の鳥梅は鎮痛・解毒作用があり、今も民間薬として重宝されています。

梅の花がバラ科サクラ属のためか花はサクラの花によく似て、その美しさから観賞用としてサクラ

と同じく梅の花見も楽しまれますね。果実は梅干しや梅酒、梅ジャムに、中国では紀元前から

酸味料として塩と共に調味料に、クエン酸などの有機酸を多く含むので健康食品として、枝に

至っては染料に、そして甘い香りは酢酸ベンジルという化合物でジャスミン、クチナシ、

イランイランのような甘い香りが成分で精神を高揚させ、多幸感をもたらす効果がある期待できる

とか。気品があり、甘く柔らかい香りですね。正しく梅は＜花よし、果実よし、香りよし＞と

三拍子も四拍子もそろった花木と言えますね。

学問の神様として知られる菅原道真が梅をこよなく愛したことから、道真を祭神とする全国各地の

天満宮ではシンボルとして使われています。京都屈指の梅の名所である北野天満宮では命日に

あたる2/25日に梅花祭が行われ、野点ではお抹茶とおまんじゅう、干菓子がいただけるいうので、

また上七軒の芸妓さん、舞妓さんが接待してくれるそうなので大人気ということです。梅の

見ごろの2/2～3/17の金土日はライトアップもされ、屋台も出るそうです。

下鴨神社では、たった一本ながら多くの参拝者を魅了する光琳の梅。鮮やかな鳥居や社殿に負けず

劣らずの存在感と香りを放ってるようです。また京都府最大の梅林の青梅梅林では一万本の白梅の

梅が咲き青梅いっぱい香りに包まれるようです。

今年はどちらの梅で春を見つけられるでしょうか。着物でお出掛け下さいね。

それでは、本日のお客様のご紹介です。

本日もありがとうございました。

またのご利用をお待ちしております。