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お宮参りの食事代の費用はいくらが適切?食事会なしでもいいの?

特集
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お宮参り後には多くの家族や親族が食事会を開きますが、新生児のいる家庭は赤ちゃん中心に全てが回っていますから、なかには食事会は簡易に済ませたい、省きたいという方もいるのではないでしょうか?そこでこの記事では、お宮参り後の食事会の必要性、食事会の予算、その他の諸費用についてご紹介します。  

お宮参りの後には食事会を開かなければいけない?

お宮参りでは、神社での御祈祷を受けた後、そのまま写真撮影や食事会に流れていくケースが増えています。しかし、このお宮参り後の食事会は必ず開かなければならないものではありません。そのため夫婦のみで参拝する家族では、そのまま帰宅する人も少なくありません。   ただし夫婦どちらかの祖父母、あるいは双方の祖父母が一堂に会している場合は、お宮参り後にそのまま解散というのは気が引けるため、祖父母が参加している場合はお宮参り後に食事会を開くことが多くなっています。  

お宮参りの食事代はいくら?適切な予算、相場

それでは食事会を開く場合、どれくらいの費用がかかるのか……ということが気になるのではないでしょうか。一般的にお宮参りは午前中、もしくは午後の早い時間に終わるため、昼食の時間帯に食事会が開かれることが多いと言えます。またどれだけの予算になるかは、食事会を開く場所によって違うので、しっかりと理解しておきましょう。  

レストランのランチなら13,000円を目安に

お宮参り後は母子ともに出産間もない外出で疲れ切っていることが予想されるため、できればあらかじめ個室を予約しておきましょう。レストランなどの個室の場合、1人あたり3,0005,000円を目安に、祖父母の食の好みに合わせた店選びをしておくと食事の内容で揉めるリスクも少なくなります。また予約する際に、コースで予約をすることで予算の範囲内に収まりやすくなるので、お宮参りの費用が不安な人は最初からコースを予約しておきましょう。  

懐石料理なら15,000円を目安に

昼食時に懐石料理を選んだ場合、レストランの相場である3,000円では量が少なくなってしまう可能性があります。そのため懐石料理を予約する場合、食事の量も考慮にいれると15,0008,000円が目安になります。祖父母のなかには脂っこい食事があまり得意ではない方も多いので、中華や洋食より、和食の方が親しみやすいことがあります。こちらもレストラン同様、個室を予約しておけば、赤ちゃんが泣きだした時や眠ってしまった時でも安心です。  

あまりにも高すぎる・安すぎる予算はマナー違反

例えばコース料金が5万円などの高すぎる予算は、生活水準に合っていなければ、食事会の参加者が支払う人に気を遣ってしまい、心から楽しめないことがあります。またその反対で、カジュアルランチのような11,000円以下のランチは参加してくれる祖父母との関係性によっては失礼に当たりますし、赤ちゃんのお祝いという主旨からも特別な感が薄くなってしまいます。高すぎる、安すぎる、の感覚は個々人で異なる部分ではありますが、前述を参考にほどほどの予算で食事会を計画するよう心掛けましょう。  

支払いは誰がするの?両親?祖父母?

食事会の支払いを誰がするかについては、明確なルールはありませんが、1つあるとすれば、「夫婦と祖父母間で事前に話す時間を持っておくこと」が大切です。地域によっては母方の祖父母が晴れ着を用意し、食事会の費用は父方の祖父母が出すところもあり、他県出身者同士で結婚していた場合は齟齬が生じやすいです。また、御祈祷から食事会までのすべての費用を夫婦が持ち、それぞれの祖父母からはご祝儀として数万円を包むというケースもあります。いずれにせよあらかじめ一言あるだけで、知らなかったために起こる思いやりの行き違いを回避しましょう。  

自宅で食事会を開くのもおすすめ!

御祈祷後はすぐに帰宅して、自宅で食事会を開くという選択肢もあります。この場合、お寿司や祝い膳を予約するなどすれば、食事の支度は必要なくなります。生まれて間もない赤ちゃんの外出は、母親にとっても大仕事。時間に十分な余裕があり事前の下準備が負担にならなかったり、日頃の感謝の気持ちを込めて祖父母に手料理をふるまいたいなどの特段の理由がなければ、お母さんはなるべく当日外出以外を負担を避けるようにしましょう。自宅に帰れば授乳もオムツ交換もいつも通りにできるため、母親だけではなく赤ちゃんにとっても負担が少なく好都合です。  

お宮参り後の食事会の挨拶では感謝を伝えよう!

食事会での挨拶は、最初に父方の祖父が行い、その後に父親が乾杯の挨拶をする場合もあれば、父親のみが挨拶をする場合、食事会の費用を持った人が挨拶をする場合もなどさまざまです。しかし、どのような場合でも、子どもの親という立場から一言挨拶を述べましょう。その際は、子どもの誕生を祝う内容、お宮参りへ参加してくれたことへの御礼、食事会を楽しんでほしいという内容を含めるようにするとよいでしょう。    

お宮参りに必要なその他の費用

赤ちゃんにとって初めての行事となるお宮参りには、食事会の他にも諸々の費用がかかります。事前に把握しておかないと、後になって費用の工面に悩むこともあるため、以下に食事会以外にかかる諸費用についてご紹介します。  

お宮参りの初穂料

神社で御祈祷をしてもらう際、神社への謝礼として初穂料を納めます。金額は神社側から「お気持ちで結構です」と言われた場合、5,000円を目安に初穂料を包みましょう。しかし、有名神社などでは神社側から初穂料の金額を指定しているところも多いため、神社に問い合わせることをおすすめします。  

記念写真の撮影・現像・焼き増し料金

お宮参りとセットになっていない場合、カメラを持参するか、記念写真をフォトスタジオで撮ることになります。フォトスタジオで撮影する場合、六つ切り1枚で5,000円前後かかります。しかし、赤ちゃんのみ、家族全員で、祖父母も入れて……となると、結局35枚、さらに両家へのプレゼントとしてプラス4枚(赤ちゃんのみ+祖父母込)で、計4,5000円前後が必要になります。  

衣装のレンタル(購入)費用

赤ちゃんの晴れ着は、お直しして七五三に着まわすこともできますが、気軽にレンタルできるようになっている現代では、母親の衣装も含めてレンタルする人が多くなっています。 晴れ着は34日前後で1万円前後、母親の色留袖は同じく34日前後で23万円前後の予算を見ておけばよいでしょう。  

まとめ

お宮参り後の食事会は必須ではないものの、参加してくれた祖父母に対するお礼の気持ちですから、ご紹介してきた予算を参考に、母子に負担のない範囲で行いましょう。予算は会場によって異なりますが、13,0008,000円が相場です。多少増減した場合を踏まえ、高すぎず安すぎない予算で計画しましょう。  

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