日本の夏といえば、やっぱり浴衣ですよね! ただ、日本の夏は湿気もあって暑いために大量の汗をかいてしまうのと、気軽に着られるためお出かけ先で長時間着ることも多いので、飲食した際の臭いが付いてしまいやすく、お手入れがとても大事となります。 このコラムでは浴衣のお手入れ・保管方法をご紹介いたしますので、お気に入りの浴衣を長持ちさせて、何年も着られるよう是非マスターしてください!
1.浴衣を着た後のお手入れ
ちょっとした短時間のお出掛けを1回か2回した程度であれば、ハンガー(できれば、お着物用の和装ハンガーをご使用ください)に浴衣をかけて、一晩干ししましょう。 その際、室内ではなく外干し(昼間に、風通しの良い日陰で干すのが理想です)するなどして、風通しが良い場所に干すことで、湿気やシワも取れて、ある程度、ニオイも取ることができます。 ただし、浴衣を着る際に来ていた肌着(スリップ)や、補正用として使用したタオルは大量の汗を吸っているので、毎回ネットに入れて洗濯してください。 また、シワができてしまっている場合は、アイロンをかけてシワを伸ばしておいてください。
2.浴衣を洗濯する際の注意点
浴衣を着た後は、シミや黄ばみ、汚れた箇所がないかを確認しましょう。 汚れていない場合は、まだ洗濯しなくて大丈夫なので、干した後に次回そのまま着られます。 ただ、シミや汚れがあった場合は、すぐに洗った方が汚れが落ちやすいので、そのままとせず洗濯しましょう。 ただし、浴衣を洗う際には気を付けないといけないポイントが幾つかありますので、以下の項目に注意して洗濯を行って下さい。 ■自宅で洗えるか、クリーニングに出すかを選択する 浴衣に付いている洗濯タグの表示内容を確認して、自宅で洗濯可能かどうかをチェックしてください。洗濯機のマークが書いてあれば、水洗いで洗濯することができます。 ただ、麻の素材でできた浴衣や、絞りの入った浴衣であれば、クリーニングに出したほうが安心です。自宅で洗うと縮んでしまったり、絞りが浅くなってしまうしまうことがあるので、注意してください。 ■色落ちがしないかどうかチェックする 浴衣はデリケートな衣類なので、使用している染料によっては激しく色落ちしてしまうものもあるため、洗濯する前に必ず「色落ち度合い」をチェックしましょう。 目立たない部位に、使用する液体洗剤をつけてみて、数分ほどおいてから、白い布(タオルでもOK)で押さえるてみて、布に色が付いてしまった場合は、色落ちするリスクが高いので、クリーニングに出す方が安全です。 ■できるだけ手洗いで洗う 浴衣を洗濯する時は、基本的に手洗いで洗った方が安心ですので、手洗いをお勧めいたします。その際、ぬるま湯やお湯ではなく、必ず水で洗って下さい。お湯だと浴衣が縮んでしまうので、くれぐれもご注意を! ただ、浴衣を洗えるほどの大きなバケツや洗面器・桶がない場合は、洗濯機の「手洗いコース」をご利用ください。ただし、洗濯機で洗う場合はちゃんと畳んでから、必ず「洗濯ネット」に入れて洗ってください。畳み方は、最も簡単な袖畳みで大丈夫です。 また、使用する洗剤はアクロン・エマールなどの「おしゃれ着用」の中性洗剤で洗いましょう。一般的なアルカリ洗剤だと、洗浄力が強いせいで、浴衣が色落ちしてしまうことがあるからです。 ■脱水したらすぐに干す 脱水しすぎたり、脱水後に放置しておくと、シワができやすくなってしまうので、すぐに干すようにしましょう。 また、色褪せしないように、日なたでなはく、風通しの良い日陰で干すのがベストです。手で浴衣をパンパンと叩いてシワを伸ばしてから、ハンガーもしくは物干し竿に浴衣の袖を通して干してください。 (乾燥機を使用すると、型くずれしてしまうので絶対に使用しないでください!)
3.浴衣の保管方法
まとめ
いかがでしたでしょうか? 浴衣は日本の夏を代表する衣類ですが、夏しか着ない特性上、お手入れや保管が非常に重要となります。 クリーニングしない場合でも、ご自宅でしっかりとお手入れいただくことで、皆様にお気に入りの浴衣を長く着て頂けると幸いです。 また、浴衣をお持ちの方でも、たまには浴衣レンタルで浴衣を借りて頂く事で、いつもと違った夏をお過ごしいただくことができるかと思います。 今年の夏は、ぜひ着物レンタルwargoで浴衣を借りてみて下さい! 皆様のご来店を、スタッフ一同心よりお待ちしております♪