pixta_12047698_S

お宮参りにカジュアルな服装でいくのはあり?カジュアルな服を着るときの注意点

特集
view
誕生した赤ちゃんの長寿・健康を願って神社で御祈祷を受けるお宮参りは、日本ならではの通過儀礼です。古くから伝わる行事のため、神社に参拝する際の服装について悩む方も多いでしょう。そこでこの記事では、お宮参りにカジュアルな服装で行くことの是非、お宮参りの一般的な服装と、カジュアルな服装でお宮参りに行く時の注意点についてご紹介します。  

カジュアルな服装でお宮参りにいくのはあり?

伝統的な行事であるお宮参りは、室町時代頃から現代と同様の形式をとられてきたと言われています。当時は正装である着物(晴れ着)で参拝する人がほとんどでしたが、現代では服装も多様化し、さらに赤ちゃんの健康を祈るという本来のお宮参りの目的から、赤ちゃんの長寿・健康を願う気持ちがあれば、赤ちゃんにとって無理のない服装でも問題ないという見解が増えています。   そのため正装ではなく、多少カジュアルな服装であっても問題はなく、和装以外の服装で参拝している方も多く見かけるようになりました。ただし、カジュアルすぎる普段着は荘厳さにミスマッチであり、神様への畏敬の念を欠いているようにも思われてしまうため、Tシャツやハーフパンツなどのカジュアルすぎる服装は避けましょう。  

赤ちゃんがお宮参りする際の一般的な服装

産着・初着

赤ちゃんが昔ながらの伝統的な服装を守る場合は、白羽二重(しろはぶたえ)などの内着に、初着(産着・祝い着)を掛けるのが一般的です。初着は性別によって、男児なら黒や白や紺、女児なら赤やピンクやオレンジなどの色が主流です。柄ゆきは男児なら凛々しい龍や虎や兜、女児なら可愛らしいうさぎや牡丹・芍薬の花や手毬などが人気です。  

ベビードレス

洋装の場合は、産院を退院する際に着用したベビードレス(セレモニードレス)を着用させる方も多くいます。基本的に色は白で、レースやリボンなどの装飾がほどこされたものが多く、これを着用するだけでも神社にふさわしい服装になります。家庭によっては帽子、スタイなどもドレスに合わせて着用する場合もあります。  

カバーオール

お宮参りを夏季に行う場合には、赤ちゃんが厚着をすることで汗をかきやすくなり、皮膚や身体的に負担をかけることになります。このような負担を軽減する目的で、現代では和装や洋装を模したプリントが施してある祝い事用のカバーオールを着用する方も増えています。  

両親や祖父母がお宮参りする際の一般的な服装

着物

両親がお宮参りに参加する場合、赤ちゃんと同様に昔は着物が一般的な服装でした。父親は紋付の着物に羽織(袴を着用する場合もあった)、母親は黒留袖が基本的な服装でした。現代では父親の和装は減少したものの、着物に羽織を着用するスタイルは変わっていません。母親は黒留袖の他に、色留袖や色無地、訪問着などがよく利用されています。  

ワンピース

母親の場合は、産後間もない身体で着慣れない着物を着付けることで、産後の身体に無理がたたることもあるため、ワンピースを着用する方が多くなっています。ワンピースは基本的に無地で、柄はあっても格子や小さめのドットが主流になっています。また色は紺、黒、ベージュなどのおとなしい色味が一般的です。ワンピースの中には授乳口のあるタイプも増えており、母乳育児中の母親には授乳しやすいデザインが選ばれています。  

スーツ

父親がお宮参りに参加する際には、和装よりも黒のフォーマルスーツや、黒・紺・ダークグレーのビジネススーツが一般的です。母親も同じような色調のスーツで参加する人が多く、色味の強いスーツはお宮参りには華美になるため不向きです。また女性の場合は神社、お宮参りというTPOをわきまえて、露出度が低いものを選ぶのがマナーとなっています。  

お宮参りにカジュアルな服装でいくときの注意点

お宮参りにカジュアルな服装で参加するのは問題ありませんが、以下のような注意点に配慮することを忘れないようにしましょう。  

家族全体でバランスのとれた服装を選ぶ

カジュアルな服装であっても、正装であっても、大切なのは家族の「和」がとれていることです。赤ちゃんが和装なのに、両親だけがカジュアルだったり、その反対に赤ちゃんがカジュアルなのに両親が赤ちゃんを上回る正装だったりすると、「和」がとれません。家族でバランスがとれるよう、夫婦間でしっかり話し合った上で服装を決めましょう。  

カジュアルでもシミや汚れは厳禁

カジュアルと普段着を混同している方も稀にいますが、まさに普段着ている服装のまま参拝してしまうと、神社のなかで少し浮いてしまうことがあります。軽装すぎる服装は避け、少なくともトップスは襟付きのもの、ボトムスはパンツの場合はフルレングス、スカートの場合は膝丈程度にとどめましょう。その上で、衣装に普段のシミや汚れがついていないか確認しましょう。カジュアルな服装であっても、シワ・シミのないきれいな状態のものを着用するのがマナーです。  

写真に残す場合は別日でも正装がおすすめ

お宮参りを生後1か月に行うとなると、母親は床上げをしたばかりで和装などの正装ができないことがあります。このような場合、お宮参りに行く際はワンピースやスーツ、TPOをわきまえたカジュアルな服装で参加し、後日正装をレンタルして写真撮影を行うという方法もおすすめです。カジュアルな服装で記念撮影をしてもよいのですが、後から子ども自身が見返した時、ある程度正装していた方が見栄えがよいでしょう。  

まとめ

お宮参りは神社で行われるため、昔は神社の格式に合わせて正装するのが一般的でした。しかし、近年では赤ちゃんの体調を考え、また服装が多様化したこともあり、洋装や多少カジュアルな服装で参加しても問題はありません。ただし、カジュアルすぎるTシャツ、短パンなどの服装は避け、汚れやシワのないきれいな服装で参加することを心掛けましょう。また服装を決める際は家族でまとまりのある印象になるよう、誰か一人だけがカジュアルすぎたり、華美になり過ぎたりしないように注意しましょう。   ========================================   ☆可愛い 産着(祝い着) 続々入荷中☆ 最安値 ¥3,900~ ♪   ☆自宅に届く便利な【宅配レンタルコース】もございます☆ 詳しくは HPまたは共通コールセンター ☎︎07-5600-2830 までお問い合わせください♪   産着レンタルなら京都着物レンタルwargo! ご予約お待ちしております!   >>可愛い産着をお探しの方はこちらへどうぞ    

着物の種類で探す

冠婚葬祭シーンから探す