嵐電千手観音

こんにちは！京都着物レンタルwargo嵐山　渡月橋店です。

いよいよ秋の気配、長かった夏ともやっとさよなら出来そうですね。とは言っても日中はまだまだ暑い日が続きます。

暑さ寒さも彼岸まで、と昔の人はよく言ったものです。ここ渡月橋店から一番近い嵐電のおもしろい情報をお伝えしますね。

「電車に乗ったら天井から手が何本も伸びていた」「ホラー映画みたい」「子供が泣くわ」など、今京都の人々をざわつかせていることがあるらしい。夜、嵐電に乗った人が薄暗い車内でこの光景を見て肝を冷やしたとか。

嵐電と呼ばれる京福電鉄嵐山本線と北野線を走る電車の車内の天井から下がっている中吊り広告が話題になっています。京都市右京区にある仁和寺（にんなじ）のありがたい先手観音菩薩像の手の画像がデザインされているのです。

いったいこれはどういうこと？京福電鉄の担当者の説明によると、嵐電沿線にある世界文化遺産の仁和寺では今年の春に6年にわたる観音堂の修復工事が終わり5月から特別公開が行われています。多くのお客様に通常非公開の仁和寺観音堂を知っていただきお参りいただければと思い仁和寺他多くのご協力の元、4月頃より観音電車を企画し観音電車の運行に至ったとのことです。

車体の一部に千手観音像などの画像がラッピングされている電車が観音電車です。仁和寺観音堂は928年頃に造営され江戸初期に再建され、重要な儀式が行われる修行の場です。

本尊、千手観音菩薩立像を中心に三十三体の仏像が並ぶさまは荘厳そのものです。柱、壁に極彩色で描かれた「三十三応現身図」や「六道図」なども現在特別に公開されています。

仁和寺観音堂では9月7日から11月24日まで秋季として落慶記念の特別内拝が行われ、堂内の障壁画及び仏像三十三体が公開されます。拝観料1000円、嵐電北野線の御室仁和寺駅が最寄駅です。

嵐電ラッピング電車に乗って千手観音菩薩様の千手、その象徴となる救いの手を体感していただきたいです。wargo嵐山渡月橋店でレンタルされた着物姿で仁和寺の観音様に会いに行きましょう。

電車の運行は11月24日日曜日まで。点検などで運行しない日もあるそうです。たくさんの人々が観音菩薩様に巡り会えますことを願っています。

それでは今週のお客様のご紹介です。

来店ごありがとうございました。

またのご利用をお待ちしております。