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お宮参りに予約は必要なのか?祈祷料はいくら払えばいい?

特集
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お宮参りは赤ちゃんの長寿や健康を願って行われる日本古来の通過儀礼であり、今もなお出生後初めての外出を伴う行事として受け継がれています。有名な神社ではなく、地元の神社でもお宮参りを行うことはできますが、お宮参りで神社を参拝するにあたり、予約は必要なのかどうか気になる人もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、お宮参りに予約は必要かどうかだけでなく、神社の選び方、祈祷料金の相場はいくらかについてもご紹介していきます。  

そもそもお宮参りってなんのためにするの?

現在の日本では、神社にて御祈祷をしてもらい、祝詞をあげ、多くの人が生後13か月の赤ちゃんの健やかな成長を願ってお宮参りをしています。しかし昔の日本は衛生面が優れず、医療も発展していなかったため、高確率で乳児が死亡していた時代がありました。そのためそもそもお宮参りとは、その時代に生まれてきた我が子の長寿と健康を神様に祈る行事でした。   そして医療が発展し、乳児死亡率も非常に低い現代の日本でも、お宮参りは通過儀礼としていまだに受け継がれています。いまでは昔のように御祈祷を受けるだけではなく、写真撮影や食事会などがセットで行われるケースが増えてきました。  

お宮参りの神社は決まっている?

お宮参りを行う際、どの神社に行けばよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。結論からいえば、赤ちゃんの長寿・健康を願うという目的が達成されれば、基本的に神社は自由に選ぶことができます。   しかし昔ながらのしきたりによると、産土神(うぶすながみ)と呼ばれる、赤ちゃんが生まれた土地を守っている神様がいる神社にお参りするのが主流でした。そのためどうしても産土神のいる神社にいきたい方は、神社庁に問い合わせて見ましょう。神社庁に問い合わせることによって、産土神のいる神社かどうかは把握することができます。   しかし、最近では産土神の存在すら知らないという方も多く、自宅に最も近い神社を選んだり、有名神社を選んだりする方も増えています。赤ちゃんの誕生を神様に知らせ、「どうか赤ちゃんをお守りください」というお願いをする意味では、産土神にこだわってもよいでしょう。  

お宮参りに予約は必要?

お宮参りを行うということは、神社の神職に御祈祷をお願いするということになります。神職は、当日御祈祷を希望する目的と人数(家族数)によって、何時から何名というように人数を制限しています。そのため、事前に予約が必要になります。予約時には赤ちゃんの氏名(フルネームとふりがな)、生年月日と性別を神社側に知らせましょう。   特に衣装をレンタルしている場合は、予約しておかずに直接行っても、参拝客が多く「日を改めてください」と出直しを要される可能性もあり、衣装が無駄になってしまうこともあります。自宅に近い小規模の神社の場合、その日お願いすればすぐに御祈祷してくれる場合もありますが、神職に対する礼儀も含め、やはりあらかじめ予約をしておいた方がよいでしょう。  

祈祷料金の相場はいくら?

祈祷してもらうためのお金のことを「初穂料」あるいは「祈祷料」と表します。祈祷料の相場は5,00010,000円ですが、祈祷後に神職からいただく授与物(お守りやお札など)のランクによって高くなることもあります。また、神社側があらかじめ祈祷料を設定しているところもあり、有名神社では特にその傾向が見られます。   祈祷料に関する案内が特になく、質問しても「お気持ちで」と言われた場合には、上記のような相場を参考に、祈祷料を包むようにしましょう。祈祷料が低いからといって、あげる祝詞が変わるわけではありませんが、低すぎる祈祷料は神職や神社への失礼に当たるので、相場を参考にして金額を決めることをおすすめします。  

まとめ

お宮参りに行く場合は予約をした方が賢明です。その上で、祈祷料の相場である5,00010,000円を参考に祈祷料を包んで参拝しましょう。また、お宮参りは赤ちゃんの長寿と健康を神様に祈る行事ですから、祝詞をあげていただける神社であれば、産土神でなくとも構いません。有名神社でも、自宅近くの神社でも構いませんが、特にお宮参り用に衣装をレンタルする場合は、予約日時と祈祷日時が食い違わないように注意しましょう。

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