黒留袖の読み方は「くろとめそで」黒留袖をお召しになってみませんか?

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黒留袖は「くろとめそで」と読みます。既婚女性の第一礼装で、親族の結婚式で着用されることが一般的な着物です。お嫁入りの際にあつらえた方も多いだろう黒留袖、このページでは黒留袖がどんな時と場で、どのような立場の人が着ることができるのかを掘り下げることで、黒留袖をより多くの方に楽しんでいただければと思います。   <h2>黒留袖とは?</h2> 黒留袖は既婚女性の第一礼装で、最もフォーマルな着物です。五つ紋が入っており、上半身は黒一色です。生地には地紋がなく縮緬がよく使われます。また裾には絵羽模様で柄が入っており、金や銀などの色を用いて、古典的な柄が描かれていることが多いです。   柄の広がりが帯下まで続くような大きな絵付けや艶やかな多色使いのものは比較的若い人向け、裾にすっきりと品のある柄付け、色使いのものは比較的年配の方向けに作られているので、レンタルなどで柄選びする際には参考にしていただくと絞り込みがしやすいです。   紋については本来は最も格の高い「染め抜き日向紋」を使うのが一般的ですが、レンタルでは通紋である「五三の桐」などを使用したものや、着物の上から貼るタイプの貼り紋を貼るオプションで希望の紋に対応してくれるところもあります。   順風満帆 – 黒留袖(正絹) 12,980円(税抜き)   若松 – 黒留袖(正絹) 29,900円(税抜き)   <h2>黒留袖を着る人の立場とシチュエーション</h2> 黒留袖は比較的格の高いイベントにおける主賓や主催者側の既婚女性が着用する着物です。   <h3>家族や親族の結婚式</h3> 現代黒留袖が一般に最も使われる場面は、家族や親族の結婚式です。新郎新婦の母親が着ているシーンが想像しやすいでしょう。お祖母様もお召しになりますね。 これは主催者側の立場で既婚女性が、第一礼装を着用している例です。 甥や姪にあたる方の結婚式でも、新郎新婦のお母様が黒留袖を着用されるのであれば、叔母に当たる方も揃えてお召しになると思います。この場合は、主催者側の最も格が高くあるべきは新郎新婦のご両親なので、お母様が黒留袖をお召しにならないのであれば、叔母の立場の方の黒留袖着用は周囲にご相談の上でお決めいただくのがよいでしょう。   また、結婚式では仲人の方も黒留袖をお召しになります。 これは主賓の立場で既婚女性が、第一礼装を着用している例です。   他にも結婚に関わるイベントとしては、結納で使うこともできます。近年は顔合わせの食事会で済ませることも多くなりましたが、結納式として改まった場を設けるのであれば、和装でご出席のお母様の着物には黒留袖があります。ただし、両家が服装の格を合わせる、或いは片方(特に新婦側)のお母様が留袖をお召しになることを、事前に話して了承のあることが前提です。   <h4>結婚式の着物については地域差と両家の格を意識</h4> 結婚式の着物については、親族は全員黒留袖を着用すべきという地域もあれば、母親と祖母以外は着用禁止という地域もあります。地域による違いなので、どちらが正しいというものではありません。   いずれの場合においても、配慮すべきは両家の格を合わせるという点です。片方の家は親族が全員第一礼装の黒留袖を着用しているのに対し、もう一方の家の親族が色留袖や訪問着などの準礼装や略式礼装では、両家のバランスが悪く見えてしまいます。これは見た目ももちろんですが、結婚という「両家が一つの家族を通してつながる」ことを表す儀式にあたり、その意義を踏まえると自然と、譲り合い協調し合うことが特に重要な場である意味で、どちらの地域の風習に合わせるのかなどは事前に話し合って決めておくことをおすすめします。   <h3>自身やパートナーが経営者である会社主催のパーティー</h3> ご自身やパートナーが経営している会社が主催するパーティーに出席する場合にも、黒留袖は着用できます。ただしあくまで主催者側にいる場合なので、来賓側にあたる場合には訪問着などにして格を下げます。また、同窓会のように全員の立場が並列な集まりやカジュアルなパーティーには黒留袖は格が高くなり過ぎますので、やはり訪問着や、場合によっては小紋などパーティーの格と着物の格を合わせるようにしましょう。   <h2>黒留袖に合わせるバッグと草履の選び方のポイント</h2> 黒留袖に合わせるバッグと草履は、第一礼装に見合った品格のあるものが好ましいです。   具体的にはバッグは金糸や銀糸を使った、織り生地がのものが一般的です。色はあまり使われていないことが多く、あくまでメインカラーは金や銀です。色を入れる場合は淡い色合いで、おめでたい柄のものを使うと良いでしょう。   格の高い着物に合わせる草履のかかとは5~6cmほどの高さがあります。草履台が何枚かを重ねてあると格が高いという考え方もあるようですが、これは統一見解でもないので、ここではかかとに一定の高さがあるというのを格を見定める判断材料としています。 履き慣れていない場合は一度履いて履き心地に慣れておくか、擦れて足が傷つかないように足袋の下に予めバンドエイドで保護しておいてあげると良いでしょう。 草履も鼻緒は金糸や銀糸を使った織り生地のものが多いですが、草履台は扱いやすいエナメルのものも多くあります。   黒留袖では帯も格式高い金糸や銀糸の使われたものが一般的です。帯が金色系ならバッグや草履も金がメインカラーのもの、など系統を合わせるとコーディネートがすっきりとまとまります。   <h2>ジューンブライドもこれで安心!雨の日の便利グッズ</h2> 黒留袖を着る「晴れの日」でも、お天気は恵みの雨となってしまう日もあります。結婚式などでは前日から会場に付随するホテルに滞在する場合もありますが、少なからず外移動がある場合には、雨の日の便利グッズが有用です。   雨が降ることで最も影響を受けるのは、足元です。特に織り生地の草履は影響を受けやすいので、移動の際には草履カバーを使って、本番前にシミを作らないようにします。 雨用の草履カバーは、底面が下駄のように高くなっている歯付きのものなどあり、雨の跳ね返りを抑え、着物の後ろが汚れるのも防ぎます。また足を入れる履き口以外は全て覆えるので、草履自体が汚れるのを防止します。 草履カバーは草履のサイズにあったものを選び、カバーと草履の間になるべく隙間がないように装着します。   <h2>まとめ</h2> 黒留袖は「くろとめそで」と読み、既婚女性とっての和装の第一礼装のことです。地紋のない黒の地がきりりと引き締まった印象に見せ、裾に絵羽模様で繋がる柄は吉祥を意味するおめでたいものが多いです。   結婚式で新郎新婦、両家のお母様がお召しになるので現代最も一般的、最も格の高い着物として五つ紋が入っており、帯やバッグ、草履も最も格の高いものを合わせます。   黒留袖は主賓、主催の立場で、格式の高い場で着る着物ですから袖を通すことができる機会は限られます。人生にとってそれだけ重要な日にお召しになる着物ですから、お召しになる際は、最良の一日にぴったりのお気に入りの黒留袖に出会えることを心よりお祈りしています。   文字数2303

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