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【メンズ】礼服と喪服の違いは何?ビジネススーツでもいいの?

特集
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礼服と喪服と聞いても、どのような違いがあるのかを瞬時に思いつく方は少ないですよね。
想像以上に種類も多いので、どんな格式やデザインを選べば良いのか迷ってしまう方も多いでしょう。
礼服と喪服は冠婚葬祭で使うものなので、TPOに合わせたファッションを意識することが重要です。

そこで今回は「礼服と喪服の違い」を解説しますので、しっかりと覚えておきましょう。
また「ビジネススーツでも対応できるのか」についても詳しくまとめました。

礼服と喪服に違いはあるの?

「礼服」は、儀式や式典などの冠婚葬祭で着用されているフォーマルな服装のことを指します。
「喪服」は、故人を追悼するために着用されている礼服のことであり、近親者が喪である期間のみ身に着ける衣装を指します。

現在の喪服は「近親者だけに限らずお葬式や法事に参加する場合に身に着ける礼服」として、幅広い年齢層に利用されているのです。

礼服と喪服の種類を見ていこう!

礼服と喪服の大まかな違いが分かったところで、もう少し詳細をくわしく見ていきましょう。

礼服の種類は?

まずは礼服について解説します。

➀正礼服
最も格式の高い礼服のことです。
主に結婚式で使用されているもので、昼用と夜用でも種類が分かれています。

②準礼服
時間帯によって使用できる服装が異なるもので、セミフォーマルと呼ばれています。
結婚式では、新郎新婦とその両親よりも格が高くならないように気を付けましょう。

③略礼服
一般参列者(仕事の同僚、お友達)が使用するものです。
メンズは濃い紺色かチャコールグレーなど、黒色以外のダークスーツを選びましょう。

喪服の種類は?

つづいて喪服を見ていきましょう。

➀正喪服
お葬式で親族と遺族が使用するもの。
基本的に一周忌までは正喪服を利用するケースが多いです。

②準喪服
三回忌以降で親族が着用しています。
また定番に利用されている喪服のほとんどは、「準喪服のこと」を指しているので覚えておきましょう。

③略喪服
お通夜で着用されている地味な服のことです。
黒色、濃い紺色や濃いグレーなどが着用されています。
喪主が平服を着るように指定された場合などには、略喪服を着るようにしましょう。

ビジネススーツとの違いは?お葬式でも着ていいの?

「できるならスーツを兼用で使いたい…。」と思う方もいますよね。
しかし、喪服と黒色のビジネススーツはまったく種類の違う服になります。

礼服はビジネスの場で着用することはできませんし、一方スーツは葬式に着用することができないのです。
どのような違いがあるのかを簡潔にまとめてみました。

色のバリエーションが異なる

知識のない方が礼服や喪服を見ると、すべて一緒のカラーに見えるかもしれません。
しかし、礼服とスーツの黒色は、じっくり見ると色が全く違うのです。
もしも冠婚葬祭の場で、出席している全員が黒色の喪服と礼服を着用していたと仮定します。
そこであなたが普通のスーツを着ていた場合、黒色はグレーのように見えるので色の薄さが目立ってしまうでしょう。

けれども、お通夜の場合はダークスーツで出席しても特に問題ありません。
また「お通夜は急いで駆け付ける事柄」であるため、きっちりとした礼服や喪服を身にまとっていると、不幸を想定していたかのような印象を周囲に与えてしまいます。
あまり良い印象を与えられないので、ダークスーツの方が無難だといえるでしょう。

素材の種類が異なる

ビジネススーツと礼服は、色とは別で生地と素材の質も大きく異なります。
スーツはポリエステルのような合成繊維が使用されていて、すこし光沢があるのが特徴です。

逆に礼服は質の良いウールがメインに使用されているので、普通の服よりも値段が高めになっています。
似ているように見えても質はまったく異なるので、必ず覚えておきましょう。

まとめ

最後に、これまでお伝えしてきた「礼服と喪服の違い」についてまとめてみました。
ポイントを把握して、マナーに合った着こなしを意識しましょう。

・礼服は冠婚葬祭で着用されるフォーマルな衣装全般を示している
・喪服は冠婚葬祭の中でも、お葬式やお通夜、法事などに参加する場合しか着用されない
・たとえ同じ黒のビジネススーツと礼服でも、色と素材が異なる別物である
・お通夜はダークスーツで参加しても問題ない

「礼服と喪服の違いや種類」をご紹介しました。
格式の差だけでも、衣装選びが異なると分かったことでしょう。
上記のポイントを押さえて、ぜひその場にふさわしい着こなし方をしてみて下さいね。

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