八坂神社の神様と祇園祭
八坂神社がその神紋をいつから使い始めたかは分かっていませんが、室町時代の1525年の洛中洛外図という最古の本に描かれた山鉾に、五瓜に唐花の神紋が付いているといいます。
八坂神社の創建は、656年に素戔嗚尊(すさのおのみこと)の命をこの地に祭ったことが始まりといわれています。八坂神社の境内には、さまざまな摂社があります。摂社とは本社と縁のある神様のことです。本殿の左には縁結びの神の大国主神社、右には美の神の美御前社があり、本殿の南西側には八坂神社の末社である大国主社があります。祭神は「大国主命(おおくにぬしのみこと)」「事代主命(ことしろぬしのみこと)」「少彦名命(すくなひこなのみこと)」です。出雲の神で俗に「大黒さん」と呼ばれ、福の神、縁結びの神としても知られています。事代主命は大国主命の神子、少彦名命は医薬の神様で、大国主命とともに国造りを行った神様とされています。
八坂神社の神礼として、祇園祭があります。祇園祭は、八坂神社の創建から時代が下ること約200年後の869年、京の都をはじめとして全国で疫病が流行り、その疫病の祟りを鎮めるために始まったとされています。毎年7月1日から31日まで行われ、最終日の31日には厄払いのイベントとして疫神社夏越祭が行われます。この祭りは、疫病から逃れることができる印となる人が通れるくらいの大きな茅の輪をくぐって、無病息災を祈る神事です。また、八坂神社の境内にある疫神社は蘇民将来を祀っており、祭りの無事終了を感謝するとともに茅の輪をくぐって「蘇民将来子孫也」の護符を授かります。
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