マナーを覚えて振袖を着こなす!喜ばれる振袖美人になりましょう♪

「成人式以来振袖も着物も着ていません」―私の個人的な感覚ですが、アラサー女子の半数以上がそうだと思います。何とも悲しい現実…。アラサーを過ぎるとどんどん振袖を着るハードルが上がり、後悔しますので、ぜひそんな思いをしないためにも、振袖をたくさん着ていただきたいです!以下では、振袖を始め、他の着物にも触れているので、簡単にお勉強してみてくださいね。

振袖の成人式以外で着ていく場

成人式以降にあるだろうイベントを列挙していきますと…卒業式 ・結婚式(友人・親族) ・結納 ・自分の結婚式の二次会 ・初詣 などなど

洋服で考えると、豪華なドレスを着て行っても大丈夫な場所、喜ばれる場所と考えればわかりやすいかと思います。特に結婚式などは、振袖の参加はとても喜ばれるものです。少し目立って恥ずかしいと思うかもしれませんが、必ずと言っていいほど「わざわざ着物で来てくれてありがとう」という言葉を掛けてもらえ、振袖で参加してよかったと思えますよ。
振袖や着物は自分のためと言うより、誰かに喜んでもらえることが、とても楽しい衣服なので、是非振袖で参加してみてくださいね♪

聞きたいけど聞けない、着物の基本マナー

「着物って難しい、よくわからない」そして面倒くさくて洋服ででかける。着物は着たいけれど、そういった事を考えすぎちゃうと着れないですよね。
以下では、簡単ではありますが、パーティーなどで着られるフォーマルな着物を中心に、どんな場で来たら良いのか、簡単なマナーを書いていきます。

●振袖…基本的には未婚者が着る一番格の高い着物(第一礼装)

未婚の女性が親族、友人の結婚式など①で触れたような場で着用します。結婚式などの主役が別にいる場合、振袖は派手すぎないほうがいいのかと気にされる方もいますが、振袖を着ているだけで十分目立ちますし、振袖はそういうものです。おめでたい場に花を添えるような気持ちで、自分の気に入っている振袖を着ましょう。

<振袖の特徴>
袖が長く上から下まで全体的に柄が入っているもの。物によっては裾周りにだけ柄が入っていたりと、必ずしも全体に柄があるものではないようです。袖が長い理由は諸説ありますが、このフリフリとした可愛らしい着姿で、男性を誘う効果があるようで、結婚したら旦那様に身を捧げるので切ってしまうのだとか。
また、コーディネートの際に、振袖が派手だから帯の色柄は抑えると思っている人も少ないのですが、かえってバランスが合わないこともあるので要注意です。帯揚げには絞りでボリューム感のあるものを使うことが多いが、特に決まりはない。

●黒留袖…結婚した方が着る一番格の高い着物(第一礼装)

自分の娘や近しい親族の結婚式で着用するものです。結婚しているからといって友人の結婚式や初詣に着るものではないのですね。

荒波に舞う鶴 - 黒留袖

<黒留袖の特徴>
地の色は黒で、裾周りにのみ柄が入っている。また、絵羽模様と言って、生地の切り替えがあっても、柄が前から後ろまで続いている。
柄に1つ、両袖に2つ、両胸に2つ、合計5つの紋が入っている。帯は金や銀、帯締めと帯揚げは白を使い、末広という扇子を持つ。比翼仕立てといい、着物が二枚重なっているように仕立てられているのが一般的。

●色留袖…未婚でも、既婚でもOK。
黒留袖よりも少し格が下がるフォーマル着物

色留袖になると、友人の結婚式に着用することも出来ますよ♪ですが、結婚式の2次会ともなると少し格式張っていると思うので、避けたほうが無難だと思います。紋の数が増えれば増えるほど格があがるので、親族の結婚式ともなると1つ紋では失礼という方もいますが、訪問着位の格に抑えることが出来ますので友人の結婚式にはよいでしょう。

花遍路 - 色留袖

<色留袖の特徴>
黒以外の色で、黒留袖同様、裾周りにのみ柄がある。紋は5つ、3つ、1つとあり、紋の数がすくなるほど格が下がる。重ね入りは白が一般的だが、一つ紋で色の着いた重ね衿をつけた場合、訪問着程度にまで格がさがるので、身内の結婚式には白をつけましょう。

●訪問着…既婚者でも未婚者でもOK!
いろいろな場で着用できる万能ドレス。

洋服で言うところの一般的なドレスに当たります。ドレスって、いろいろありますよね。派手なもの、シンプルなもの、宝飾品の付いているもの、露出の多いもの…それを出かける先の雰囲気に合わせて選んで着ていると思います。訪問着もそうです。例えば、友人の結婚式には華やかなものを着ても良いと思いますが、自分の子供の入学式で派手なものを着ていたらちょっと立場をわきまえたほうが良いかなと…。訪問着もそんな風に柄や色を選んで見てください。クリームや、水色、薄いピンク色などは、色んな場面で着用できる色として人気です。



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<訪問着の特徴>
裾、胸、袖にそれぞれ柄が入っているもの。黒留袖同様、絵羽模様になっている。柄の地味、派手については個人差があるが、遠くから見た時に、はっきりとした色や柄のものは派手な印象に(写真左)、色が淡く、柄が小さかったり、地の色に近いものだと、落ち着いた印象になる。
花には季節があるので、春夏秋冬の花が入っていたり、桜柄(枝なし)は一年中着ても違和感がなく、便利。

●色無地…スーツ、学生で言う制服!
ややカジュアル~フォーマルまで使いこなせる着物。

訪問着よりも、すこしおとなしくなるので、入学式や卒業式にはばっちりの着物。スーツと表現していますが、まさにそうで、結婚式にドレスでなくスーツでも出れますし、すこしフォーマルな場にもおでかけ出来ます。合わせる帯次第で変幻自在な色無地は、困ったときの必需品かもしれませんね。

<色無地の特徴>
黒以外の無地で、正式には3つ紋ですが、着る場所が限られているので、一つ紋が一般的なようです。柄がない分、織りによって柄が表現される地紋をおしゃれなものにして、楽しむ方も多いです。

さあ、振袖を着てみたい!という方へ

自分の振袖を持っていないという方は、ご親戚の方や少し年上の先輩方に相談してみると、意外と集まってきます。ぜひ着て欲しいという声もあります。

とはいえ、気を遣うのでちょっと面倒だという方は、最近はネットでも宅配レンタルが出来、ドレスを買うのと同じくらいの金額かそれ以下(1万円前後)で借りることも出来ます。着物をレンタルする時のサイズの目安は以下です。

着物の身丈…自分の身長-5センチ~+10センチ程度
裄の長さ…人それぞれですが、最近は長い方が多いので、首下背骨~肩~手首までの長さを測りましょう。

165センチ位の方の場合、68センチ位の裄の長さが多い様です。袖の長さ…自分の身長-50センチ程度

それでも悩む方は、実際にお店に行って下見をすることもできるので、相談されることをおすすめします。ドレスを買いに行くような感覚で、着物も見に行って見てはいかがですか?

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