後悔しない成人式の振袖選び&帯のコーディネート

成人式に着てみたい振袖は決まりましたか?レンタルする方、購入する方、ご親族の振袖を借りるという方もいるかと思います。振袖をはじめとした着物は、一見形はどれも同じですが、色や柄の合わせ方、振袖については帯結びで個性やセンスがはっきりと表現されるものなのですね。
私も成人式の時には振袖も帯も、どれが似合うのか全くわからず、言われるがままに着せられました(笑)。今でもとても大好きな振袖なので、私は満足していますが、周りの方で「もっと可愛いのが着たかった」と後悔の言葉を聞くことも少なくありません。
こちらのコラムでは、後悔しない振袖選びと帯のコーディネートをお伝えしたいと思います。

後悔しない成人式の振袖選び

早く探し始める

「いつ決めるの?いまでしょ」その通りで、振袖は思い立ったが吉日です。年末の駆け込みでは翌年の成人式のレンタルはほぼ予約で抑えられていて、サイズが合わないとか、好みでない色や柄(人気のないもの)しか残っていません。着付けの予約もとても早い時間しか空いていないことも多いので、3月~夏終わりくらいには、決めておいたほうが安心です。それでも秋になってしまったという方、できる限り早く成人式の計画を進めていきましょう!

似合う色を見定める

着物とは不思議なもので、洋服では着ない色、似合わないと思っていた色がとてもよく似合います。同じ紫でも赤系と青系の紫では、また印象が異なり、更には柄の入り方で表情の印象が変わります。なので、できる限り袖を通して、選んでください。また、選り好みせず袖を通してみると、意外と似合う色が見つかりますよ。
 それでもお店で直接選ぶことのできない方は、自分の肌や雰囲気に似合う色を見つけられる、パーソナルカラー診断で自分に似合う色を参考にしてみてもいいかもしれませんね!

自分に似合う柄を探す

一般的に言われるのが、身長の低い方は小柄、高い方は大きな柄。ただ、それにこだわりすぎると自分の好みが着られなかったり、似合わなかったりするので、詳しく見ていきましょう。

●身長が低い方は小柄でないとNG?

なぜ身長の低い方は小柄がいいのかというと、裾周り、袖振りの柄が途中で切れてしまって美しくないとか、柄の大きさが目立ちすぎると裾(下)に目がいってしまい、着姿のバランスが悪く見えてしまうんですね。なので、ポイントは、大きさが際立ちすぎないような、余白の少ない柄を選べば、小さい方でも割と大柄を着こなすことができます。ですが、大きな花がボン!とついている極端な跳び柄などは避けたほうが無難かもしれません。

大柄でも、裾部分の余白が少なく、バランスが崩れにくい。

裾周りの余白(黒い部分)が多く、お花が大胆に描かれている。身長の低い方が着ると、帯から下は半分以上が黒になって、イメージと異なってしまうかもしれません。試着ができるようなら着てみてから決めたほうが良いです。

●身長が低い方は小柄でないとNG?

なぜ身長の低い方は小柄がいいのかというと、裾周り、袖振りの柄が途中で切れてしまって美しくないとか、柄の大きさが目立ちすぎると裾(下)に目がいってしまい、着姿のバランスが悪く見えてしまうんですね。なので、ポイントは、大きさが際立ちすぎないような、余白の少ない柄を選べば、小さい方でも割と大柄を着こなすことができます。ですが、大きな花がボン!とついている極端な跳び柄などは避けたほうが無難かもしれません。

大柄でも、裾部分の余白が少なく、バランスが崩れにくい。

● 1 衿の柄の入り方で地味・派手が決まる。

2 ピンク色で目立つ思ったのに、着てみると、「あれ?なんか寂しい?」…その理由は何でしょう。色が似合わないといったこともありますが、一番多い要因は、衿~胸にかけての柄の入り方だと思われます。特に、黒などの落ち着いた色を選んだ方は、よけい寂しい印象になりがちなので、要注意です。
2 それでも柄の少なめの振袖を選びたいが、寂しさをカバーしたい場合には、重ね衿や、帯揚げでボリュームを増やしてカバーすると華やかさや豪華さが出ます。決して柄が少ないものを選んではいけないというわけではなく、柄のあるもののほうがバランスがとりやすいことが多いと思います。ここは個人の好みで調整してくださいね。
2 また、個人的な意見ですが、試着の時には化粧をきちんとしていくことをお勧めします。それだけで振袖とのバランスが変化しますので、本番を意識して、すっぴんは避けましょう(笑)。

衿から胸にかけてしっかりと柄が入っていて華やかな印象。

帯と振袖のコーディネート

振袖は派手だから、帯無地っぽいものを…と合わせてみると、実際にはバランスが合わないことが多いのですね。洋服の感覚だと柄と柄を合わせるなんて!と思うのですが、これが面白いのが着物の世界。

王道の色は金・銀・黒

振袖の帯の色といえば、金、銀、黒の3色を基本にしたものが合わせやすく、その理由は、大体の振袖でその色が使われていることが多いからだと考えられます。その後振袖以外でもコーディネートしやすい色で便利です。もし、これ以外の色の帯を選ぶ場合には、振袖の中で使われている色をチョイスしてコーディネートすると良いでしょう。帯合わせ次第で振袖の印象が変わるところなので、ぜひいろんな色を合わせて楽しんでくださいね♪
ですが、もしお母さんやおばあちゃんの振袖を貸してもらう予定で、帯がオレンジや黄緑で趣味が合わないといういらっしゃいませんか?それは当時の流行りだったんですね。当時のものは帯揚げや帯締めも蛍光の黄緑が多いです。もし現代風にアレンジしたいというのでしたら、帯と帯周りの小物を変えてみると良いと思います。もちろんそのままでも実際にはアンティーク風でかわいいですよ♪

振袖に合う、帯の柄の選び方

最近では、振袖の柄も帯の柄も多種多様になり一言で「これがいい!」とは言い切れませんので、以下では、合わせやすい振袖の帯の柄を紹介します。

●振袖の柄を選びにくい、亀甲、ひし形、雪輪、七宝などの連続柄

古典柄に代表されるような、以上の柄は、振袖の柄を邪魔することなく使える万能柄です。特に振袖向きに作られているものは、柄が大きく色がはっきりとしたものが使われていることが多いですが、色や柄の大きさを選べば訪問着や留袖にも一生使えるような柄でもあり重宝します。

●四季折々の植物が描かれた柄

桜、牡丹、菊、もみじ、竹、などがまんべんなく描かれているものは、振袖の柄を邪魔しにくいです。振袖には大体の場合、四季の花が描かれていることが多いので、雰囲気が合うようです。

最近では、水玉やストライプといった、洋服の柄のような振袖も多く、以前に比べて色柄は幅広くなってきた気がします。今回は振袖と帯のご紹介でしたが、別コラムで小物のコーディネートのポイントも紹介するので、合わせてごらんいただきたいと思います。
そして、最後に、似合う振袖を選ぶことはもちろんですが、なによりも自分が満足して楽しい気持ちで振袖を着ることが一番です。たくさん悩んで、わくわくした気持ちで成人式を迎えてくださいね♪
さあ、振袖を選んで、準備しましょう!

今すぐカンタン! Web予約