【長谷寺】アジサイと観音菩薩の美しい名所
長谷寺の歴史
長谷寺の詳しい創建時期は解明されていませんが、言い伝えでは鎌倉時代よりも前に
作られたという説があります。本堂に当たる観音堂は、今まで何度かの再建を繰り返しつつその姿を保っていましたが、昭和の関東大震災による倒壊によって当時までのお寺は取り壊しになりました。以降震災から本尊を守れるよう鉄筋を使って再建され、昭和61年に現在の姿が完成しました。
「長谷寺」というお寺は日本中に多くありますが、ご本尊の十一面観音像については、観音霊場として有名な大和の長谷寺にある十一面観音菩薩と同じ素材から造られたと言われています。721年、徳道によって楠の大木から十一面観音が2体作られました。その内1体を祈祷で海へ流したところ、それが鎌倉の長谷寺へたどり着き、ご本尊となったとされています。
観音ミュージアムとは
引用:http://www.kannon-museum.jp/
長谷寺にあるご本尊の観音菩薩を主にした博物館です。観音菩薩の他にも、多くの仏像が見られます。明治時代に開設した「宝物陳列所」から始まり、それを前進として昭和55年に「長谷寺宝物館」が開館しました。平成27年に開館35周年を迎え、老朽化した設備を一新した際に観音菩薩がメインの「観音ミュージアム」として開館しました。
観音菩薩や鎌倉の重要文化財についての詳しい解説もついて観察、学習もできます。年に幾つかの企画展も開催し、多くのお客さんで賑わいます。気になる企画展があればチェックしてみましょう。
観音ミュージアムの情報
http://www.kannon-museum.jp/
長谷寺の見所
長谷寺の境内は広く、散策してみると多くの見所が見られます。年中どの季節に訪れても植物、季節の花を楽しめるため、「鎌倉の西方極楽浄土」と呼ばれています。
山門をくぐって左側に、鎌倉七福神の一つ、大黒天が祀られている大黒堂があります。ご本尊に代わって「出世・開運授け大黒天」、「さわり大黒天」が祀られており、訪れた参拝客の方々にの御利益をくださいます。
その近くには地蔵堂があります。長谷寺に帰依する信者の方々の提案によって建てられました。地蔵堂のそばに佇む大きな地蔵の周りには小さな地蔵たちがズラリ。その光景は強く印象に残るでしょう。この地蔵たちは「福壽地蔵」と呼ばれ、子孫繁栄の御利益があります。
観音ミュージアムより奥へ進めば、眺望散策路という小道があり、そこには毎年季節が訪れると40種類以上、約2500株のアジサイを咲かせます。さらに見晴台からは由比ヶ浜も一望することができます。
その他にも弁天堂阿弥陀堂などの多くのスポットがあり、境内に見所の多い人気のお寺です。
基本情報
- 鎌倉市長谷 3-11-2
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【3月〜9月】8:00〜17:00
【10月〜2月】8:00〜16:30
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観音ミュージアム
受付時間:9:00~16:00(閉館は16:30)
休館日:展覧会による - TEL:0467-22-6300 FAX:0467-22-6303
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JR 横須賀線、鎌倉駅下車、バス「長谷観音」下車、徒歩5分
江ノ電「長谷駅」下車、徒歩5分
江ノ電「長谷駅」より徒歩5分
大人 300円/小学生 100円
団体拝観者 大人 250円/小学生 50円
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観音ミュージアム
入館料:大人(中学生以上)300円/小人(小学生)150円
アクセスマップ
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