置屋さんと祇園お茶屋さんって

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置屋さんってどんなとこ?

置屋さんとは、芸妓さんや舞妓さんが所属している家のことで、芸妓さんや舞妓さんは置屋さんから料亭やお茶屋さんなどに出かけて行きます。舞妓さんと芸妓さんの派遣会社のようなものといえるかもしれませんが、実際の派遣会社よりもずっと親密な関わりになります。置屋さんには、芸妓さんを目指す舞妓さんや、舞妓さんを目指す「仕込みさん」と呼ばれる見習いの少女が住み込みで修行を行います。置屋さんの女将さんは、所属する舞妓さんや芸妓さん達から「お母さん」と呼ばれ、先輩の舞妓さんや芸妓さんは下の舞妓さんや見習いさんから「お姉さん」と呼ばれ、家族のように暮らします。修行を積んだ舞妓さんは、20歳頃に衿かえをすると芸妓さんと呼ばれるようになります。芸妓さんになって独り立ちするようになるまで、仕込みさんと舞妓さんの衣食住の世話は、全て置屋さんが行います。また、舞妓を卒業し衣食住を自分で賄うようになった芸妓さんに対しても、花街にいる限りはサポートを続けていきます。

お茶屋さんってどんなとこ?

お茶屋さんとは京都などの花街で、芸妓さんや舞妓さんを呼んで遊ぶ場所のことを言います。料亭とは違い、直接料理を提供されることはないため、料理は別に仕出し(出前)などを取ることになります。お茶屋さんのルーツは、江戸時代に庶民の間で親しまれた水茶屋ですが、現在では富裕層が楽しむ娯楽の場となっているようです。それは、祇園に見られる「一見さんお断り」という伝統があるからといえるでしょう。花街には、お茶屋さんと置屋さんがあり、芸妓さんや舞妓さんがその二つを行ったり来たりすることで成り立っています。この三者には家族同然の絆があり、そこに長年訪れ、信頼関係を築いたるお客さまにとっても、お茶屋さんはもうひとつの我が家のような空間となります。お茶屋さんが一見さんをお断りするのは、見ず知らずの他人が自宅に上がり込むのを拒否するのと同じことなのです。

置屋さんにいる人々

置屋さん、という言葉は普段あまり聞きなれないですが、ここでは舞妓さんや芸妓さんたちが生活を共にしています。置屋さんではお母さん(オーナー的存在)も生活しており、彼女の指導の元、日々厳しい稽古が行われているのです。一人前を育てるための養成所とも言えるでしょう。イメージしやすいのが主にスポーツ現場に見られるような寮ではないでしょうか。厳しい規律の中、同じ夢を持つ者同士が生活を送ることで競技技術はもちろんの事、人間としても大きく成長できます。これは非常に重要なことで、その道の上級者になるためには心・技・体のうち、「心」の向上は欠かせません。舞妓さんといえばスポーツ以上にお客様への対応が求められる職業でもありますから、置屋さんで生活を送るすべての人が、お客様を満足すさせるため、また一人前へと成長するために欠かせない存在なのです。

京都に住んでるお母さん

置屋さんの女将さんは、お母はん、お母さんと呼ばれ、置屋さんで暮らす舞妓さんや仕込さん達の一切の面倒を見る役割を担っています。置屋さんは所属する芸妓さんや舞妓さん達の事務所でもあり、家でもあります。面接を行い、採用不採用を決めるのも女将さんの役目です。衣食住を提供するだけではなく、一人前の舞妓さんや芸妓さんになるために唄や三味線、踊りなどの稽古をつけさせるほか、お座敷での立ち居振る舞いから、日頃の生活態度に至るまでに目配りをします。また、お座敷が開かれるお茶屋さんからの依頼に対応するのも女将さんの役割です。舞妓さんから芸妓さんになり独立するに当たっては、これまで所属してきた置屋の女将さんのサポートは欠かすことの出来ないものとなっています。


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きものレンタルwargo 祇園四条店

住所:京都市東山区四条大和大路下る西側大和町7祇園四条十彩ビル3階

営業時間:09:00~19:00(最終返却18:30まで)

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