癒しの竹林報国寺

特集

2016.10.05

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引用:http://olympus-photo.blog.so-net.ne.jp/2008-07-08

報国寺の歴史

報国寺は瑞泉寺の庭を造った夢想国師の兄弟子、天岸慧広または仏乗禅師)の開山によって創建されたのが建武元年(1334年)、開基したのは足利尊氏の祖父である足利家時だと言われていますが、若しくは上杉重兼によるものだという説もあります。
家時の孫、足利尊氏は室町幕府を樹立、関東を収めるために子息基氏を鎌倉公方に据えました。90年にわたり鎌倉を中心として威勢をふるっていましたが、1438年の永享の乱において敗れてしまった足利持氏の子、足利義久が報国寺にて切腹したと言われています。この歴史より、関東における足利終焉の地でもあります。境内には足利一族のお墓が建てられています。
また、報国寺には鎌倉市指定文化財が多く、本尊である釈迦三尊、聖観世音菩薩像、佛乗禅師像などが有ります。他にも多くの重要文化財と成っているものがありますが、それらは現在、鎌倉国宝館に保管されています。

報国寺の見どころ

報国寺の有名スポットと言ったら「竹の寺」竹の寺の由来でもある竹林です。開山した天岸慧広は報国寺に建てた休耕庵にて修行を積んだ後、余暇をとっていた時に詩を作ることを楽しみにしていました。その地の周りには竹が生え、やがて見事な竹林となりました。現在その竹林は報国寺における観光名所です。境内から「竹の庭」とされる場所から竹林を見学できます。(入場料200円)石畳を進めば見られる竹林の他に苔の緑も合わさって涼しげな空間を楽しめます。
また、休耕庵では抹茶とお菓子をいただくこともできます。(別途500円) このお茶で日頃疲れた心を癒してくれます。
報国寺に訪れた際はお茶を楽しみながら竹林をのんびり眺めていきたいですね。