尾山神社 前田家の威光あり

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尾山神社の歴史

尾山神社は明治6年に創建されました。初代の殿様である前田利家公とその妻にあたるお松の方を祀る神社です。
慶長4年(1599年)3月3日、最初の殿様であった前田利家公が亡くなりました。その後、二代目である前田利長公は利家公を祀ろうとしますが、当時前田家は徳川幕府の許可なくして勝手なことはできない立場であったため、公然と祀るには憚かるところがありました。そこで利長公は、守護神としていた物部八幡宮ならびに榊葉神明宮を遷座する名目で、卯辰山麓に社殿を建立し、利家公の神霊を合祀しました。これが、後の卯辰八幡宮です。この卯辰八幡宮は幕末になると貧しくなり、荒廃が目立ち始めるようになりました。明治6年に卯辰山から現在の住所に移り、「尾山神社」と名称を改めました。その翌年、県社に昇格、平成10年になると、利家公の奥様であるお松の方も合わせて祀られるようになりました。
この前田利家公は武将であったことから「文武両道」「必勝」の御利益があり、お松の方との夫婦で祀られていることから「夫婦円満」「子宝安産」の御利益も得られるとされています。

前田利家公、お松の方について

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引用:http://livedoor.blogimg.jp/canarywharf-redseals/imgs/8/2/82cc7fbd.jpg
尾山神社に祀られている前田利家公は、織田信長に仕得て戦乱の世を駆け抜けた武将で、長槍の名手でした。「槍の又左」とも呼ばれ、神社で見られる前田利家公の像は槍を掲げた姿となっています。
又、そろばんを使った算術も得意であったとしても知られ、織田信長が亡くなった後は豊臣秀吉公の天下統一を裏で手助けしました。そんな利家公を支えたのが奥様のお松の方です。戦の勝利の陰にはお松の方の活躍がありました。「勇将の陰に賢妻あり」という言葉がぴったりの人物でした。

尾山神社の変わった外見

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引用:https://img.guide.travel.co.jp/article/116/20150316203108/BE286956331E43A5A1E4278BD575E6F9_LL.jpg
この神社で一番印象に残りやすいと思われるのが外観です。明治8年に建てられた神門は、明治時代初期には珍しい洋風の構造が取り入れられています。現在この神門は国の重要文化財に指定されています。3層式になっており、3層目を見るとステンドグラスのような窓が見える神社としてはとても斬新なデザインです。この神門を設計したのはオランダ人のホルトマンです。一説によると、前田家の威光を象徴するような建築物を作りたいという意気込みからこのようになったとされています。当時は異質のデザインだったので反対意見もあったそうですが、結果的に強い印象を残すことに成功しています。神門は日が暮れるとライトアップされます。ステンドグラスが美しいので必見です。

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きものレンタルwargo 金沢香林坊店

住所:石川県金沢市香林坊2-1-1 香林坊東急スクエアGF

営業時間:9:00~18:00(最終返却17:30まで)

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基本情報

尾山神社 前田家の威光あり
  • 石川県金沢市尾山町11-1
  • 営業時間:9:00〜17:00
    お祓い時間受付:9:30〜15:30

    入場料:無料
  • 075-771-5725
  • 電車:金沢駅下車よりタクシーで5分
    バス:北鉄バス南町下車より徒歩3分。
    車:高速金沢東インターより20分、高速金沢西インターより30分

アクセスマップ

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