祇園圧巻舞妓さんがいっぱいの顔見世総見

特集
view

皆でそろって顔見世総見へ!

顔見世総見ってなに?
京都四条にある歌舞伎の劇場「南座」では、毎年師走に「吉例顔見世興行」が行われます。歌舞伎の顔見世興行というのは、もともと「向こう一年間、この劇場ではこういう顔ぶれの役者で興行を行います」という、お披露目の意味をもった一種のデモンストレーションで、各劇場が毎年11月に行っていました。現在では、東京歌舞伎座で11月に、京都南座で師走興行として行われるのが恒例になっています。その京都南座の師走興行(実際には11月末から開幕)で、京都の芸妓さんや舞妓さん、お茶屋さんがそろって芝居見物をするのが「顔見世総見」と呼ばれる恒例行事。芸妓さんや舞妓さんが、最高峰の歌舞伎役者の舞台を見ることで、芸の上達につなげようというのがその目的です。京都にある各花街ごとに、みんなうちそろって見物するので「総見」と称されるわけです。また、舞妓さんたちのいる歌舞伎座の美しさ、華やかさから、テレビニュースでも毎年扱われ、季節の風物詩になっています。

顔見世総見のはじまりは?

顔見世総見って何日間あるの?
東西の人気役者が集う南座の吉例顔見世興行は、歌舞伎界にとっては重要な公演で、11月30日から12月26日までの1か月弱公演されます。そんな吉例顔見世興行を、京都の五花街の芸舞妓さんが花街毎に揃って観客席両桟敷で観劇する行事が顔見世総見であり、従って顔見世総見は各花街毎に1日で、五花街で5日間しかありません。芸舞妓さんにとっては、この顔見世総見は同じ踊を芸とする者としての勉強の意味があります。勉強の意も含めての観劇なので、座席に座る際にも決まりがあり、芸舞妓さんたちが自由に座ることはありません。役者さんたちの芸が見やすい舞台に近い方から若い芸舞妓さんが座り、その技を見学します。また、南座のまねきの下をくぐると縁起が良いと古くから言い習わされており、総見は1か月弱行われる公演の中でも、スタートして間もない日に行われ、12月上旬中には五花街が総見を終えるのが普通です。歌舞伎ファンの中には、歌舞伎に花を添える顔見世総見の日に合わせて観劇を楽しむ人も多いものです。

「まねき」のかんざし

顔見世総見の際、舞妓さんたちが頭につける簪には決まりがあります。それが「まねき」を模した簪です。毎年デザインが変わるこの簪は、歌舞伎役者さんの名前を記入するまねきが飾られています。ですが、本来名前が書かれるためのまねきは白紙の状態で着けられ、舞
妓さんたちは次々に南座へ向かわれます。実はこのまねきの簪は、贔屓にしている歌舞伎役者さんの楽屋へ赴いてサインをしてもらうのが通例で、それまでは白紙でいるそうです。そしてそのサインは、立役の役者さんは墨、女形の役者さんは朱色で書かれています。顔見世総見が終わると、舞妓さんたちの簪には歌舞伎役者さんのサインが刻まれ、その簪は12月いっぱいまで使われます。

=============================

きものレンタルwargo 祇園四条店

住所:京都市東山区四条大和大路下る西側大和町7祇園四条十彩ビル3階

営業時間:09:00~19:00(最終返却18:30まで)

▶︎祇園四条店での着物・浴衣レンタルのご予約はこちらから

=============================


京都着物レンタルwargo 祇園四条店

基本情報

祇園圧巻舞妓さんがいっぱいの顔見世総見
  • -
  • 要確認
  • -
  • -

祇園圧巻舞妓さんがいっぱいの顔見世総見

特集
view

人気のコラム

今すぐカンタン! Web予約