日本庭園の最高傑作 桂離宮

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桂離宮の日本庭園

・桂離宮の特徴

桂離宮を創建した八条宮智仁親王は、桂川から引いた水で池を作り、その池に舟を浮かべて月を眺めたとも言われています。月見台、月波楼など月にちなんだ名前の建物、造形物が多いのも月見にかける思いが偲ばれます。

・月波楼の建築の特徴

その建物のひとつである月波楼は、桂離宮にある観月のため池辺に建てられた茶亭で、4棟ある茶屋のひとつでもあります。南側は柿葺の寄棟造りで低い切妻屋根になっており、北向きの破風には月波楼の額がかかり、東側には池が広がっています。平屋建てですが、小高い盛土の上に建っているので、池を広く見下ろすことができ、水面に映る月を眺める事ができます。建物名は白居易の「西湖詩」の「月点波心一顆珠」に由来し、月は波心に点じ一粒の珠という美しい意味を持ちます。

・笑意軒の6連の下地窓

さらに、茶屋のひとつに笑意軒という茶屋もあります。茅葺き寄棟にこけら葺きのひさしを付けた屋根で、深い土庇をつけた田舎風の茶室で、6連の下地窓が特徴です。下地窓とは、土壁の一部を塗り残して壁の下地を露出させた窓のことをいいます。この6連の下地窓は通称「四季の窓」といい、丸い形は満月を模したもので1年のうちの6つの季節を表しています。笑意軒には、「○・△・□」の形が様々なところに配されていますが、この窓に用いられているのは「○」です。6つの丸窓は、それぞれ円の大きさが異なるといわれている他、一つ一つ格子の素材の組み合わせ方が違うなど、趣向を凝らしたつくりになっています。

・桂離宮の造営された時期

桂離宮が造営されたのは、江戸時代の17世紀で、皇族の八条宮の別邸として創設されました。正確な創建年代や造営経緯の詳細は不明となっており、八条宮の日記などの断片的な記録から推測するほかありません。しかし、昭和に行われた大規模な修理の際に行われた調査で、1615年頃に現在の古書院が完成したとみられ、他の主な建物は半世紀以上をかけ3期に分けて造営されたことが判明しています。完成後は、桂別業と呼ばれ名園として広く知られ、1886年、桂離宮と呼ばれるようになり、宮内庁の管轄として現在に至ります。

・桂離宮を見学するために必要な手続き

桂離宮を見学するためには、事前予約が必須となっています。申し込む方法は三つあります。宮内庁のサイトからのオンライン予約、往復はがきでの予約、または京都御所にある宮内庁京都事務所に直接申し込む方法です。往復はがきでの予約は、オンライン予約に比べて希望日の1か月前に締め切られてしまいます。また、宮内庁京都事務所に直接申し込む方法だと、前日まで受付可能ですが、日曜日は休みなので注意が必要です。

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住所:京都市右京区嵯峨天龍寺車道町9-2 2F

 

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基本情報

日本庭園の最高傑作 桂離宮
  • 京都府京都市西京区桂御園
  • 9:00~15:30
  • 075-211-1215
  • 市バスC5のりばから33系統「洛西バスターミナルゆき」で「桂離宮前」下車。下車後、徒歩7分。

アクセスマップ

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