美しすぎる国宝 広隆寺弥勒菩薩像
特集
2014.11.03
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弥勒菩薩像の歴史
弥勒菩薩像は、飛鳥時代に作られた彫刻です。その姿は台座に腰をかけて片足を下ろし、もう片方の足を下ろした足の上に乗せています。同じ姿勢の二つの弥勒菩薩のうち、ひとつを「宝冠弥勒」と呼びます。宝冠が大きいことに由来し、国宝第一号に指定されています。もうひとつは、「泣き弥勒」です。困ったような哀しんでいるようなその顔が泣いているように見えたことが由来となっています。「宝冠弥勒」より少し小ぶりで、沈鬱な表情で右手を頬に当てています。当時日本でつくられた仏像の多くが楠でつくられていたにも関わらず、宝冠弥勒は赤松でつくられていたため、日本書紀に記載があるように朝鮮半島でつくられたものを持ってこられたという説が有力でした。しかし、背板やその他の部分に楠が使用されていることから、現在では朝鮮半島からつくられたものが持ってこられたか、日本でつくられたかは断定できなくなっています。作風は朝鮮半島の新羅風の影響が強く、朝鮮では鮮やかな金色の姿を維持することが信者の功徳であるという思想があるため、制作時は漆で金箔を貼り付けた漆箔像のつくりになっていました。現在では、金箔がはがれて少し落ち着いた雰囲気すらあります。
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きものレンタルwargo 嵐山駅前店
住所:京都市右京区嵯峨天龍寺車道町9-2 2F
営業時間:09:00~18:00(最終返却17:30まで)
基本情報
- 京都府京都市右京区太秦蜂岡町32
- 9:00~17:00
- 075-861-1461
- 市バスA1のりばから5系統「銀閣寺・岩倉ゆき」、A2のりばから4系統「四条河原町・上賀茂神社ゆき」、17系統「四条河原町・銀閣寺ゆき」、205系統「四条河原町・北大路バスターミナルゆき」で「四条河原町」下車。下車後、市バスFのりばから11系統「嵐山・嵯峨・山越ゆき」で「太秦広隆寺前」下車。
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