縁切り＆縁結びのパワースポット 野宮神社

野宮神社はもともと天皇の代理で伊勢神宮にお仕えする斎王（皇女、女王の中から選ばれます）が伊勢へ行かれる前に身を清められた場所です。

野宮の場所は天皇の御即位毎に定められていましたが、平安時代のはじめ嵯峨天皇皇女仁子内親王が初めてこの場所が使われたと言われています。

源氏物語“賢木（さかき）の巻”にも野宮神社が登場します。

その物語にある“黒木鳥居”と“小柴垣”は今でも境内に残っています。

とても迫力がある珍しい黒い鳥居ですが、じつは陰陽道や風水に基づいて建てられたものだそうです。「黒木（くらき）の鳥居」と呼ばれるこの場所は境内に邪気や悪霊が入らないようにと長い間神社を守り続けているのですね！

この鳥居はクヌギの木の皮を剥かないまま使用されており、日本最古の様式をしています。

野宮神社には“縁結びの野宮大黒天”のほかに“子宝安産の白福稲荷大明神”“芸能上達の白峰弁財天”“交通安全の大山弁財天”“火伏せの神の愛宕大神”などの社が鎮座しています。

しかし一番のパワースポットは野宮大黒天のそばにある神石「お亀石」です。

名前のとおり亀のかたちに似ています。

そのご利益は、「お亀石」をなでながらお祈りをすると「1年以内に願い事が成就する」と言われています。

また「お亀石」の左手にある水の張られた樽で禊祓清浄（みそぎはらえしょうじょう）祈願をすることができます。

「禊祓清浄御祈願」という紙にお祓いしたいことを書いて水に浮かべ、文字が消えて紙が沈むと願いが叶うとされています。

人間関係や悪運、自分の嫌なところなどここですっきりさせちゃいましょう！