西芳寺の苔の美しさの秘密
西芳寺の枯山水庭園
西芳寺は、806年に行基によって開基され、1339年に夢窓疎石によって禅寺として中興されました。その当時は美しい枯山水庭園を擁した寺として有名で、現在のように苔が広く生えるようになったのは江戸時代末期です。寛永年間と元禄年間に起こった洪水によって、寺は荒廃してしまいました。しかし、すぐそばを川が流れることが関係していたのか、荒れ果てた庭園には敷き詰めたように苔が生えて、現在の苔寺と呼ばれる下地が出来上がったといわれています。
西芳寺は、上下二段構えの庭園で、上段の枯山水庭園は境内北方にその石組みを残しています。西芳寺庭園というと、黄金池を中心とし、一面を苔で覆われた下段の池泉回遊式庭園がよく知られています。黄金池は「心」という字の草書体をかたどり、朝日ヶ島、夕日ヶ島、長島の三つの島を配しています。作庭当時は白砂が敷かれていたというこれらの島も今では苔で覆われています。このような西芳寺庭園は、下段で心を清め、上段で悟りを開くという構造を意図して作庭されたそうです。
その西芳寺を拝観するためには、往復はがきによる事前申し込みが必要です。往復はがきに拝観希望日・同伴人数・代表者の氏名・住所・電話番号を明記して、見学希望日の1週間前までに届くように投函します。拝観希望日の60日前から予約が可能で、後日返信されてくるはがきが拝観証になります。拝観時間の指定はできず、希望日のみの指定となりますが、希望日も先着順に決まっているので注意が必要です。
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きものレンタルwargo 嵐山駅前店
住所:京都市右京区嵯峨天龍寺車道町9-2 2F
営業時間:09:00~18:00(最終返却17:30まで)
基本情報
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- 市バスD3のりばから28系統「嵐山・大覚寺ゆき」で「松尾橋」下車、あるいはB3のりばから205系統「金閣寺・北大路バスターミナルゆき」で「西大路四条」下車。下車後、市バス29系統「洛西バスターミナルゆき」で「松室北河原町」下車。下車後、徒歩10分。
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