秀吉も魅せられた 1000年前からの桜の名所 醍醐寺
醍醐寺の歴史と桜
醍醐寺は、874年(貞観16年)に理源大師聖宝によって開かれたのが始まりだといわれています。理源大師聖宝が笠取山の頂上で水を飲み、「ああ、醍醐味なるかな」と言ったのが醍醐寺の由来だといわれています。その後、理源大師聖宝は醍醐山の頂上に准胝観音像と如意輪観音像を安置し、開山しました。また907年(延喜7年)には、醍醐天皇により薬師堂と五大党が建てられ、上醍醐伽藍ができ、下醍醐と呼ばれる大伽藍が発展しました。
1598年、豊臣秀吉が死去する直前に行われたのが、醍醐寺三宝院での花見です。この豪華絢爛な花見の宴を、醍醐の花見と称します。醍醐の花見は3月15日に行われましたが、その年の正月から5奉行の前田玄以、長束正家、増田長盛などに準備をさせていました。事前に醍醐寺へ下見に訪れ、仁王門などの修理や掃除、寝殿の新築を行い、畿内の一円から700本もの桜の多数移植をしました。護摩堂は秀吉自身が設計し、聚楽第から石などを取り寄せて庭を造営していました。醍醐寺の総門から仁王門に続く道に今でも見られる桜は、この時の光景に近いものと考えられています。特に、霊宝館中庭の奥でゆったりと枝を左右に伸ばす枝垂桜、醍醐深雪桜(だいごみゆきさくら)は、樹齢180年を越える巨木です。幅25mにわたる見事な枝ぶりと、大きな花びらが織りなす雄姿は、筆舌に尽くしがたい美しさです。醍醐寺に数多く咲き誇る桜の中でも圧倒的な存在感を誇り、京都屈指の名所として挙げられています。春の見頃を迎えると醍醐寺には多くの人が訪れ、霊宝館の中庭は、桜の悠久の美をたたえる歓声に包まれます。
=============================
きものレンタルwargo 京都駅前 京都タワー店
住所:京都府京都市下京区烏丸通七条下ル東塩小路町721-1京都タワービル3F
基本情報
- 京都府京都市伏見区醍醐東大路町22
-
3月~12月第1日曜 9:00~17:00
12月第1日曜の翌日~2月 9:00~16:00 - 075-571-0002
アクセスマップ
秀吉も魅せられた 1000年前からの桜の名所 醍醐寺
今すぐカンタン! Web予約