祇園周辺 あの本能寺の変で有名な信長の歴史を垣間見る 本能寺

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本能寺の歴史

本能寺は何度も焼失と建立を繰り返しており、一番最初に作られたのが1415年となっています。1429年には内野に、1433年には六角大宮に建てられましたが、何れも焼失などによって失われています。織田信長がいた本能寺は4代目にあたり、1545年に建てられたものです。その後本能寺の変によって焼失し、秀吉が1592年に今の位置に移して建て替えられました。今の本能寺は7回目の建立によってできたものであり、それまでに何度も焼失しては建て直されているのです。

本能寺と織田信長

本能寺は比較的堀が深く、塀も高いことから安全性が高くなっていました。織田信長はその安全性という部分に目をつけて、安心して住むことのできる場所として気に入っていたようです。また、鉄砲を駆使した戦いを行っている信長にとって、本能寺は種子島との結びつきが強い所でもありました。そのため、ここにいた方が鉄砲関連の物資を受け取りやすいというメリットがあったのでこの場所に居座ることも多くありました。そこを狙われて本能寺の変が起きたとも言われています。

本能寺の見所

注目すべき本能寺の見所は、境内にある織田信長公廟や開祖日承上人の墓です。また、大寶殿宝物館にも織田信長や本能寺の変の遺品などがあるので、興味深く歴史を学ぶことができます。九代将軍徳川家重夫人供養塔、管中納言局庸子の石塔、島津義久夫人の石塔も見所となっています。宝物殿は有料ですが、織田信長の歴史に思いを馳せるのは楽しく興味深い経験になりますのでお金を払ってでも行く価値があります。

本能寺の本堂

信長の時代から幕末の大火まで本能寺は何度も火災に遭い、数多くのお堂を失い規模は縮小されていきました。特に、幕末の大火の後は再建もなかなか叶わず、現在の本堂は昭和3年に建てられたものです。設計者は、建築史で当時第一人者であった京都帝国大学教授の天沼俊一です。本堂は入母屋造りで屋根もかなりの大きさですが、細部の意匠は古建築から取るという方法で造られています。古典から色々な意匠を組み合わせているので、現在の本能寺本堂は一口で歴史上の何様式と言うことは出来ませんが、天沼俊一の知識とセンスで各時代の良さが上手に1つにまとまっている所が魅力となっています。2013年に本堂は登録文化財に指定されています。

本能寺の塔頭寺院

塔頭とは、寺院の中に立つ小さな寺のことを指します。本能寺は、信長の時代では本堂の周りに26もの塔頭がありましたが、度重なる火災等で現在は龍雲院、源妙院、本行院、高俊院、定性院、蓮承院、恵昇院の7つが残っているだけとなりました。この7つの塔頭の住職たちが本能寺の寺務を分担して行っています。また、各塔頭の家族同士も仲が良く、互いに助け合って寺務をこなしています。各塔頭にはそれぞれ特色があり、高俊院は江戸時代に第4世日甫上人華道の流祖となっています。円を描くような生け方は「華道本能寺」として現在も受け継がれています。

本能寺の大寶殿宝物館

本能寺にある大寶殿宝物館には、災禍の中守り抜かれた本能寺に纏わる宝物が展示されています。織田信長寄進の香炉や重要文化財の梅樹雉雀文様銅鏡、他にも歴史的にも文化的にも価値が高い宝物の数々はここでしか見ることが出来ないため一見の価値があります。宝物を通じて本能寺が歩んできた歴史と織田信長の嗜好を感じられると共に、その時代の作風や技術の高さもうかがうことが出来ます。本能寺を訪れた際にはぜひとも足を延ばしてほしいスポットの1つです。


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基本情報

祇園周辺 あの本能寺の変で有名な信長の歴史を垣間見る 本能寺
  • 京都市中京区寺町通御池下る下本能寺前町522
  • 9:00~17:00
  • 075-231-5335
  • 市バスA1のりばから5系統「銀閣寺・岩倉ゆき」、A2のりばから4系統「四条河原町・上賀茂神社ゆき」、205系統「北大路バスターミナルゆき」で「河原町三条」下車

アクセスマップ

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