下鴨にちなんで上鴨ではなく 上賀茂神社
上賀茂神社の歴史
上賀茂神社は、世界文化遺産として登録されているほど京都では歴史のある神社です。正式名称は「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」とされており、京都では最も古いとされている神社です。上賀茂神社と同様に京都で最も古い神社とされている下鴨神社があり、この2つの神社はもともと1つの神社であったとされています。現在も、この2つの神社で一緒に開催されているお祭りがあります。「葵祭」と言われていて、京都では非常に大きなお祭です。
上賀茂神社の見所
上賀茂神社は文化財が多く存在し、こうした場所を見所としています。高倉殿をはじめとした数多くの文化財を見ながら、長年にわたって保存されている建物を知ることができます。中には須波神社のように重要文化財となっている所もあります。また、入ってすぐの場所にある立砂やその近くにある重要文化財の細殿も見所です。特に立砂は上賀茂神社の特徴的な部分であり、円錐状に綺麗に模られた姿を見ることができます。縁結びの社があることでも知られており、ご縁を頂きたいと思っている方はここも見所となるでしょう。
上賀茂神社の文化財
上賀茂神社は1994年12月に「古都京都の文化財」として、ユネスコの「世界遺産条約」に基づく世界文化遺産に登録されました。権殿 、本殿など2棟が国宝です。上賀茂神社本殿や権殿を拝める高倉殿、上皇の御幸が到着されるときに使用される外幣殿、立砂がある細殿、ならの小川にかかる橋のようになっている舞殿、神主、社司の著到殿として用いられていた土屋、朱塗りの玉橋、朱塗りの鮮やかな楼門など34棟、上賀茂神社の建物のほとんどが国の重要文化財に指定されています。
上賀茂神社の葵祭
葵祭の正式名称は「賀茂祭」といい、毎年5月15日に上賀茂神社と下鴨神社によって行われる例祭です。「源氏物語」や「枕草子」にもその名が登場する葵祭は、祇園祭、時代祭とともに京都三大祭のひとつとして有名です。見所は優雅な王朝風俗の行列で、葵祭の名は御所車をはじめ勅使、衣冠、牛馬など全てに葵の葉が飾られることに由来します。500名を超える優美ないにしえの姿の行列が、京の街を巡り行く光景はまさに王朝絵巻さながらと言えるでしょう。
上賀茂神社の縁結びの神
上賀茂神社の境内にある 片岡社には、玉依姫命(たまよりひめのみこと)が祀られています。玉依姫は、日本神話で海の神様である大綿津見の神の娘で豊玉姫の妹とされています。玉依姫は、神日本磐余彦尊(かむやまといわれびこのみこと)や神武天皇など男子4人を生んだことから、御祭神の母として恋愛成就・子授け・安産の神様として知られているのです。さらに、源氏物語の作者として有名な紫式部がこの片岡社に縁結びを願って通ったという言い伝えもあります。
上賀茂神社の桜と紅葉
上賀茂神社の桜は、3月下旬頃に見頃を迎えます。一の鳥居から二の鳥居までの間の参道には、樹齢150年となる斎王桜や白い花を広げる御所桜、馬出しの桜、鞭打ちの桜といった桜が立ち並びます。ニの鳥居をくぐった先には赤い花をつけるみあれ桜があり、様々な色彩の桜が楽しむことができます。紅葉は、11月下旬から12月上旬が見頃となり、境内を流れるならの小川沿いには紅葉となった楓のトンネルが現れます。渉渓園も同様に紅葉の見所として知られ、まるで錦絵のような風景を楽しむことができます。
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