北野天満宮 梅 紅葉に加え牛のいる神社

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菅原道真ゆかりの梅園

約50種類、約2000本以上の梅が植えられていて、種類も花の色も様々で、情緒溢れる風景を見ることができます。また、1月頃から老梅、 2月から早咲き、遅咲きと咲き始め、3月いっぱいまでその風景を楽しむことができます。2月25日は菅原道真の祥月命日であります。梅の花をこよなく愛した道真をしのび、神前に梅の花をお供えし、祭典が執り行われます。境内のいたるところに梅が咲きますが、最も素晴らしいのは社殿前にある大きな紅梅です。見頃をむかえると、青空とのコントラストをつくり出し、京都きっての梅の名所にふさわしい優雅な姿を見ることができます。

東風ふかば にほひをこせよ 梅の花

北野天満宮を始め全国の菅原道真公を祀る天満宮には、梅が植えられ早春には多くの観光客が梅を求めて参拝します。これは、菅原道真公と梅に纏わる逸話に由来があります。貴族であった道真は、平安京朝廷内での藤原時平との政争に敗れて大宰府へ左遷される事になりました。その時、屋敷内の庭木として日頃から愛でていた梅の木との別れを悲しみ詠んだのが、あの有名な「東風ふかば にほひをこせよ 梅の花 あるじなしとて 春なわすれそ」という歌です。庭木で道真が愛していた樹木には、梅の他に桜と松もありましたが、桜は主がいなくなる事を察知して枯れてしまい、松と梅が主人を追って大宰府に飛び立ったものの松は途中で力尽き、梅のみが大宰府に着き根付いたという伝説も残っています。こうした道真公と梅の逸話を元に、各地の天満宮では梅が植えられるようになったのです。その種類も一種類ではありません。ピンクの梅の花が有名ですが、黄色い花を咲かせるロウバイもあります。北野天満宮の梅は、おもに2月上旬から早咲きし始め、2月下旬に見頃を迎えて多くの人で賑わいますが、その少し前にこの黄色いロウバイが見頃を迎えているのです。だいたい早咲きで1月下旬から咲き始め、2月中旬頃が見頃になります。一方、御土居の梅は3月下旬でも楽しめます。

梅花祭の由来と歴史

菅原道真公が太宰府で亡くなられたのが延喜3年(903年)2月25日でした。この祥月命日に行われる祭典が「梅花祭」です。鳥羽天皇時代の天仁2年(1109年)2月25日に、この祭典が行われたという記録が残っていることから約900年もの古い歴史を持っています。祭典では貞明皇后参拝の古例により皇后陛下の御代拝が行われます。神事が行われる神職は、冠に菜の花をつけて奉仕をします。明治以降新暦になり、菜種の代わりに梅の花を用いたことから次第に「梅花御供」と呼ばれるようになりました。 神前には、大小の台にご飯を盛った「大飯(おおばん)」「小飯(こばん)」、梅の小枝を使った「紙立(こうだて)」といったこの日だけの特別なお供えをします。

名物の縁起物、大福梅

北野天満宮の境内には、50種類、2000本もの梅の木が植えられています。その梅は境内で3月頃まできれいな花を咲かせて私たちを楽しませてくれますが、その後5月下旬頃になると梅の木についている大きく実った青梅を見ることができます。この梅は8月に一度境内にて日干しし、12月には大福梅となって縁起物として振る舞われます。この梅によって平安時代に村上天皇の病が治ったことから、そのご利益にあやかろうというわけなのです。全て境内で摘み取りから漬けこみまで行われているこの大福梅は有料で配られるのですが、これを一年の初め、元日に初めて飲む初茶のなかに入れて飲むと、その後一年間は病をせずに健康に暮らせるといわれています。

パワースポットなで牛はなぜ牛なのか?

北野天満宮の名物の1つ、「なで牛」。自分の体の悪いところをなでた後、なで牛の像の「同じところ」をなでるとその部分が快癒するといったものですが、そもそもなぜなで牛の像は「牛」なのでしょうか。まず、なで牛に限らず北野天満宮にはあちこちに牛のモチーフを見ることができます。これは天満宮において牛が神の使いとされているためですが、その理由には諸説があり、「祭神である菅原道真公の出生年が丑年だから」「命日が丑の月の丑の日だから」「牛が道真公を刺客から守ったから」「大宰府へ下る際に牛に乗っていったから」「大宰府にある墓所の位置を決めたのが牛だったから」などの説が有名ですが、どれも真偽のほどはわかっていません。とはいえ、どの理由だとしても牛が天満宮をよく守っていることには変わりはないといえるかも知れませんね。一方で菅原道真は牛の神の使いとされています。事実として、天満宮境内には多くの牛の置物が設置されています。実際に菅原道真公は丑の年に生まれて、丑の月の丑の日に亡くなったといわれています。それに、「牛が刺客から道真を守った」「道真の墓所( 太宰府天満宮)の位置は牛が決めた」「道真の出生年は丑年である」「大宰府への左遷時、牛 が道真を泣いて見送った」といった伝承も多いです。ですから、境内の牛を撫でることによりさらにご利益があると言われていて、受験生の定番の儀式のようになっています。

北野天満宮の御縁日の由来

特に1月の初詣、2月頃からはじまる梅のシーズン、そして毎月25日の御縁日である「天神さん」はより観光客や近くの人で賑わいを見せています。菅原道真は、承和12年(845年)の6月25日に生まれて、延喜3年(903年)の2月25日に大宰府で没したといわれています。ですから、北野天満宮にまつられている菅原道真の誕生日と亡くなった日が25日であることから、この日に御縁日が開かれるのです。この日には、様々な屋台が立ち並んで人手も多くなります。中には骨董品を並べるお店や、着物を並べているお店などもあって、お店の種類もバラエティーに富んでいます。特に1月25日の「初天神」と12月25日の「終い天神」はいっそう賑やかになります。

御土居の紅葉について

北野天満宮の境内には、豊臣秀吉によって作られた土塁がいまだに残っています。これが御土居と呼ばれる場所なのです。梅で有名な北野天満宮は、御土居でも遅咲きの梅が見られますが、秋には素晴らしいオレンジに染まったモミジが見られます。梅も紅葉がきれいになるモミジも、御土居の堀沿いに植えられており、多くの人の目を楽しませています。11月下旬からモミジが色づき始め、黄色やオレンジがかったきれいな色になり始めます。拝観料がかかりますが、鶯橋と三又のモミジは圧巻です。拝観は昼間だけではなく夜間も楽しめ、夜間にはライトアップもほどこされますので、より幻想的な雰囲気を楽しめます。期間は、12月の下旬頃まで紅葉が楽しめます。

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基本情報

北野天満宮 梅 紅葉に加え牛のいる神社
  • 京都府京都市上京区馬喰町
  • 4~9月 5:00~18:00
    10~3月 5:30~17:30
  • 075-461-0005
  • 市バスB2のりばから50系統「立命館大学前ゆき」、B2のりばから101系統「北大路バスターミナルゆき」で「北野天満宮前」下車

アクセスマップ

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