絶景 清水寺紅葉1000本のライトアップ

清水寺と清水の舞台

それだけ魅力的な景色を堪能することができるので、機会があったらぜひ見ていただきたいです。昼間の清水寺とは違った夜の紅葉も見ることで、清水寺の二つの顔を知ることができるチャンスです。また、特におすすめポイントなのは、「奥之院」から見る清水の舞台です。ここから、ライトアップされたもみじの紅葉に包みこまれるようにして浮かび上がる清水の舞台を見ることができ、これが素晴らしい景色なのです。幻想的な雰囲気をつくり出し、遠くの市街地の夜景とは対照的でこれもまた味があります。奥之院は清水の舞台が一番よく見える場所であることから、紅葉がピークの頃は観光客でいっぱいになりますが、それもこのおすすめポイントからの絶景を見ると、その辛さも忘れることができるでしょう。

清水寺を北に行くと、八坂神社の近くにある知恩院の北隣に青蓮院があります。青蓮院は、天台宗総本山比叡山延暦寺の三門跡寺院の一つとして数えられます。そのような古くからの歴史に加えて、現在では天台宗の京都五箇室門跡の一つとしても有名です。門跡寺院というのは、古くから皇室や摂関家によって受け継がれてきた寺院なので、門跡寺院にはほかの寺院とは違う格調高さや厳かさがあります。そんな青蓮院の境内西側には5本の大きな楠が植えられています。この楠は、京都市天然記念物に指定されている貴重な樹木です。門前にある大楠は、親鸞聖人によって手植えされたと伝えられています。青蓮院では、毎年春と秋になると夜間拝観が可能です。それとともに、庭園のライトアップを行っているので楠がより大きく感じられます。