日本さくら名所100選のひとつ 京都の春の終わりを告げる桜
仁和寺の歴史
京都の仁和寺の歴史は、仁和2年(886年)に当時の光孝天皇による西山御願寺の建立の発願に始まりますが、翌年に光孝天皇が崩御したため、次の宇多天皇が志を継いで仁和4年に完成させました。「御願寺」という名の寺は皇室の私的な寺のことを意味しますが、完成した時に当時の年号を取り「仁和寺」と改められました。その後、宇多天皇は仁和寺に御室(法皇の御所)を建立し、崩御するまでこの御室を住居としました。以来、明治維新まで皇族や貴族の出家後の住居の代表として皇室出身者が仁和寺の代々門跡(住職)を務めるようになり、仁和寺は別名「御室御所」と呼ばれるようになりました。しかし、仁和寺は応仁の乱(1467年に発生)によって全焼し、その後約200年近く経った江戸時代に徳川家光の手で再興されました。ただ、再び明治時代の火災でもほとんどが焼失してしまったため、大正時代にも再建を施されました。
仁和寺に佇む遅咲きの花の雲
境内の御室桜は古くから有名で、江戸時代の頃から多くの和歌で詠まれています。京都の桜の名所はたくさんありますが、仁和寺の御室桜の開花時期は4月下旬になることが多く、御室桜が満開になると京都の春も終わるといわれています。五重の塔をバックに広く咲き誇る御室桜は見事で、日本さくら名所100選にも選ばれているほどです。また、背丈が低いのも特徴で地面近くまで花が咲くため、目線の高さで桜の美しさを楽しめます。その他、ソメイヨシノ、しだれ桜、浅黄色の御衣黄桜などたくさんの種類の桜が競って咲き誇ります。
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住所:京都府京都市下京区烏丸通七条下ル東塩小路町721-1京都タワービル3F
基本情報
- 京都府京都市右京区御室大内33
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3~11月 9:00~17:00
12~2月 9:00~16:30 - 075-461-1155
- 市バスD3のりばから26系統「御室仁和寺・山越ゆき」で「御室仁和寺」下車。下車後、徒歩1分。
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