龍が棲む寺 東福寺
龍の全貌が拝めるのは年に3日
伽藍で注目を集めている東福寺ですが、実は龍が棲む寺といわれています。龍は仏法の教えである法の雨を降らせ、また水を司る神であるとされています。消火技術が乏しい時代には、何もかも焼きつくす火災は寺にとって恐ろしいものでした。東福寺も過去に幾度かの火事に見舞われ、仏教の教えとともに火防の神として、東福寺の本殿の天井には堂本印象が描いた、東西22m、南北11mに及ぶ巨大な龍の姿が描かれています。しかし、1881年の火事で消失されるまでは、狩野永徳と狩野山楽の作による蟠竜図天井画が描かれていました。狩野永徳と狩野山楽は桃山時代を代表する画家であり、山楽は永徳の養子にあたります。永徳は豊臣秀吉の命により東福寺本殿の天井画の修復に当たりましたが、道半ばで病死し、山楽がこれを継いで完成させました。結果、この巨大な蟠竜図天井画が山楽の名を世間に知らしめることとなりました。普段はその姿はわずかに見えるのみですが、毎年3月14日~16日の3日間に特別公開され、墨で描かれた大迫力の龍の姿を見ることができます。
改名、東福寺本坊庭園
また、東福寺の見どころのひとつに、方丈庭園(昭和14年完成)という4つの庭があります。方丈とは、禅寺における僧侶の住まいのことです。東福寺では、この方丈を囲むように四方にそれぞれ特徴ある庭が配されています。禅宗の方丈には趣向を凝らした庭が多々ありますが、東西南北に庭が配されているのは東福寺のみです。なお、2014年より庭の正式名称は「国指定名勝 東福寺本坊庭園」となりましたが、当初は釈迦が悟りを開くに至るまでの8つの重要段階に因み、「八相の庭」という名で親しまれていました。
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住所:京都府京都市下京区烏丸通七条下ル東塩小路町721-1京都タワービル3F
基本情報
- 京都府京都市 東山区本町15丁目778
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4~10月 9:00~16:00
11~12月初旬 8:30~16:00
12月初旬~3月 9:00~15:30 - 075-561-0087
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市バスC4のりばから南5系統「稲荷大社・竹田駅東口ゆき」で「東福寺道」下車。下車後、徒歩12分。
市バスD2のりばから208系統「東福寺ゆき」で「東福寺」下車。下車後、徒歩13分。
アクセスマップ
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