祇園舞妓さんについてもっと知りたい
舞妓さん文化の始まりって?
舞妓さんのはじまりというのは、今から約300年ほど前の江戸時代に、京都の八坂神社のある東山周辺の水茶屋から始まりました。水茶屋とは、神社仏閣へ参詣するひとや街道を旅する人にお茶を振舞った店のことです。最初は食べ物や飲み物を提供するだけでしたが、この店で働いていた茶屋の女性がいつしか舞や歌まで披露するようになり、そうすることで人々が集まってくるようになりました。これが今の芸妓さんにあたります。そしてだんだんと茶屋同士がお客さんを集めるための芸合戦が熾烈を極めていき、やがて大人の女性だけではなく子どもにも舞を舞わせるようになったのです。これが舞妓さんです。いつしかお茶を振舞うよりも、舞と歌を提供することがメインになり、今に至ります。
舞妓さんって何歳からなれるの?
戦前の頃は、9歳から13歳ごろにお座敷の作法などを学んでから舞妓さんとなることが多かったそうです。しかし、今では児童福祉という観点から中学校を卒業してからでないと舞妓さんにはなれません。そのため、舞妓さんと名乗れるのは15歳からとなります。通常は、半年から2年間の修行をおこない、それからしばらくは見習いさんと呼ばれます。そんなことから、正式にお座敷に上がり、舞妓さんと名乗れるようになるのは早くて16歳くらいからと考えていいでしょう。ちなみに、京都を観光している時に見かける舞妓姿の女性は、本物の舞妓さんではないことが多いです。本物の舞妓さんは昼間に街を歩いているようなことは少ないそうです。もし本物の舞妓さんに会いたい時は、お座敷などに行くことが必要だそうです。
舞妓さんって卒業するの?
舞妓さんは芸妓さんになるための見習い期間の女性の事で、別名「修行舞妓」といいます。また、芸妓さんになるためには、仕込みさん、見習いさん、舞妓さん、と修行を積まなければなりません。まず舞妓さんになるための仕込みさんは、置屋さんで先輩の舞妓さんや女将さんと共に生活し、お手伝いや身の回りのお世話をしながら舞や京都弁を覚えます。仕込みさん期間終了後、一ヶ月間姐さん芸妓さんとお茶屋さんで見習いさんとして修行し舞妓さんとして「見世出し」をします。そして舞妓さんという長い修行の間は、京都の五花街それぞれの街に流派が違う日本舞踊や三味線などのお稽古をし、宴席の他に舞台での披露、日常のお仕事の他に花街の年中行事と、忙しい毎日を送ります。舞妓さんから芸妓さんになるのは20歳前後が多く、その際に「襟替え」という儀式を通ります。
祇園以外に舞妓さんはいるの?
舞妓さんは京都の五花街の他でも活躍しています。例えば、名古屋市の花柳界「名妓連」には二人の舞妓さんがいます。舞妓になるための条件は金の鯱(きんのしゃちほこ)が出来る事ですが、着物類や簪は自分で用意しなければなりません。岐阜市の花柳界「鳳川伎連」にも京都の舞妓さんと似た姿の舞妓さんが一人だけいますが、岐阜独自の舟遊び文化があり屋形船に乗る時は帯結びを変えています。大阪市にいる舞妓さんは帯結びが立て矢(やぎっちゃ)です。戦争のため一時中断しましたが、2008年5月に若手の芸妓二人によって再開されました。高知県高知市のある料亭には社員制度の舞妓さんが雇用されています。この他の東北、関西や四国・九州地方等の花柳界にも、以前は舞妓さんと呼ばれる人がいました。どの花街も、舞妓として座敷に出るには18歳以上(高校生は不可)という決まりがあります。
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きものレンタルwargo 祇園四条店
住所:京都市東山区四条大和大路下る西側大和町7祇園四条十彩ビル3階
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