箕面公園 子供大喜び　生き物がたくさんの公園

箕面公園の一番の見どころといえば、やはり箕面大滝です。落差33メートルの滝の大阪指折りの滝です。日本の滝百選にも指定されています。11月下旬から12月中旬にかけては紅葉で周りのモミジが真っ赤に染まり、例年観光客で賑わいます。 また、紅葉のシーズンにもう一つおすすめしたいのが大滝の外れにある「一目千本」と呼ばれる場所。その名の通り、一面のモミジに圧倒されます。こちらは知る人ぞ知る隠れスポットです。大滝までの途中にある瀧安寺は非常に由緒ある寺で、西暦650年から続くと言われています。ここの弁財天は日本最古のものといわれており、また、富くじ発祥の地としても有名です。他にも、放蝶園で有名な昆虫館や、春には桜の美しい桜広場など、さまざまな見どころがあります。

順路に従ってテーマごとに分類された展示を見て回ることで、昆虫の種類や生態などについて知ることができます。生態展示ではミツバチをテーマにした展示室と水生昆虫や海外のクワガタムシなどを展示した部屋があり面白い生態を観察できます。また様々な蝶が一年中飛び交う放蝶園も見ものです。標本の展示は海外産などの珍しい昆虫を含め数千点を見ることができます。光や匂いを発する、鳴くという昆虫のコミュニケーション方法を、昆虫の種類ごとに感じることができるボックスが7つ設置され手をかざすと起動します。他に、触れてもいい昆虫模型での説明展示や、また昆虫の顔の拡大模型を見たり箱に手を入れて触ることで昆虫を当てる設備などもあり、五感で昆虫を楽しめる工夫がされています。

昆虫館にある放蝶園には、一年中たくさんの蝶が飛び交っています。同じ昆虫館内の飼育室で産まれた卵から育ったさなぎが羽化した蝶たちで、広さが200平方メートルで室温を20度ほどに保った放蝶園の中に、常に約10種類、300頭以上の蝶がいるように心がけられています。亜熱帯地域の沖縄などをはじめとする南西諸島で生息している蝶が飼育され、放たれています。蝶のエサになる花の蜜をたくさん出す植物が栽培されていて、その中に、日本最大級のオオゴマダラや「幸せを呼ぶチョウ」ともされるツマベニチョウ、また南方地域から日本に飛来する迷蝶と考えられているリュウキュウムラサキなど、色とりどりの蝶が舞ったり、また花の蜜を一生懸命吸っている姿も見ることができます。

箕面公園は四季折々の植物を楽しむ事ができる森林公園です。植物の数は約984種、紅葉も約12種類もあるそうです。有名なのは春の時期は桜、秋は紅葉で人が賑わう箕面公園ですがそれ以外にも沢山の植物で年中楽しむ事が出来ます。春の時期は桜についつい目を奪われてしまいますが、桜以外にもスミレやシャガなど可愛らしい花が見られます。桜の季節が終わると新緑が美しい時期になり梅雨になるとアジサイが咲き始めます。梅雨の時期はアジサイが有名ですがヤマボウシも満開となります。この頃にクリも咲き始め秋になると実が熟成して地面に落下していきます。またテイカカズラもこの時期に見られるでしょう。夏になるとホタルブクロやタマゴダケモドキというやや大きめのキノコが見られます。秋は紅葉が満開となり、冬の時期は花は少なめですがハダカホオズキやシロダモなどの果実が見られるでしょう。

箕面公園に生息する動物として有名なのはなんといってもニホンザル。最近は減少したとの声もありますが、今でも滝まで歩いているとかなりの数に出くわすことがあります。遠くから見ている分には可愛いサルですが、食べ物やお菓子をバッグに入れて持ち歩いていると取られることも頻繁にあるので注意してください。サルに襲い掛かられてケガをしてしまったというケースもあります。また、箕面公園は街中ではなかなかお目にかかることのできない鳥たちに出会うことのできる場でもあります。中でも川のほとりでよく目にするアオサギは全長1メートル近くもあり、迫力があります。また、他にも青い羽根とさえずりが美しいオオルリや、ホオジロの仲間のクロジ、オスがカラフルで綺麗なキビタキといった数多くの野鳥を目にすることができます。