伊豆・伊東で着物を楽しむおすすめ観光名所

静岡県の伊豆や伊東は日本有数の温泉地として知られていますね。もちろん、現在も人気の観光地として多くの方が訪れていますが、魅力の一つは歴史を伝える街並みや旅情たっぷりの雰囲気といえるでしょう。
 

特別な時間を過ごすために、普段の服装を変えてみるのも旅の楽しみ方のポイント。着物を身につけ風情のある街並みを散策してみる、少しだけ忙しい日々を忘れるステキなひと時を過ごせると思いませんか。
 
ここでは、伊豆・伊東で着物を楽しむおすすめの観光名所をご紹介します。
 

修善寺温泉街を巡るなら「修禅寺」からスタート

修禅寺を創立したのは、あの弘法大師・空海。今から約1200年前のことで、温泉街の町並みはここから始まったといっても良いくらいです。世界的ガイドブックにも載った修禅寺、四季折々の自然に囲まれた空間は着物姿をより映えさせるはず。
 
修禅寺と修善寺の文字が違うのは、訪れる方の混乱をふせぐために変更したそうです。確かに同じ文字では観光客も迷ってしまいます。温泉街の優しい心配りですね。
 
ビックリされるかもしれませんが、修禅寺の手水舎の水は温泉を使っています。温泉街ならではといいますか、ここにもお寺と温泉の結びつきを感じられます。修禅寺の境内は自由に参拝OK、売店には可愛らしいデザインのお守りが数多く揃っています。
 
 
住所：静岡県伊豆市修善寺964
TEL：0558-72-0053
売店： 4月～9月 8:30～16:30
　　　上記以外の時期　8:30～16:00
公式サイト：https://shuzenji-temple.com/index.html
 

約400mの散歩道は癒しの空間「竹林の小径」

青空と緑色のコントラストはまさに癒しの空間。修善寺温泉でも一、二を争う人気スポット「竹林の小径」に足を運んでみましょう。桂川の川沿いにある約400mの散歩道、そよぐ風に応える笹の葉音や川のせせらぎはリラクゼーション効果抜群です。
 
日没からは昼間の鮮やかさとは一転、幻想的な空間が周囲を包みます。タイミングがあえば地元の切り絵作家さんの作品が映し出されるので、旅の思い出にもなるでしょう。また、紅葉の季節も素晴らしく、新緑の季節とは違った味わいを楽しめます。
 
着物と人力車ってベストマッチとは思いませんか。人力車の30分コース（3,000円～）は「竹林の小径」も巡ります。さすがに混雑時に小道を巡るのはむずかしいのですが、そうそうない機会ですので、いつもとは違う目線の風景を楽しんでみてはいかかでしょうか。
 

修善寺温泉のシンボル「独鈷の湯（とっこのゆ）」

伊豆最古の温泉といわれる「独鈷の湯（とっこのゆ）」、ここを外すわけにはいかないでしょう。病気の父の身体を桂川で洗う親孝行の少年に感動した空海が、独鈷杵という仏具で岩を砕き温泉を湧出させたエピソードが由来となっています。
 
修善寺温泉駅から徒歩5分、修善寺温泉のシンボルともいえる独鈷の湯ですが、残念なことに見学のみで入浴も足湯も現在はできません。ただ伊豆温泉発祥の地、温泉療法を広めるきっかけとなった場所には訪れる価値があるといえるでしょう。
 
すぐ近くに足湯の河原湯、対岸には独鈷の湯公園にリバーテラス・杉の湯があるので、散策後の疲れを取る場合にはおすすめです。
 
 
住所：静岡県伊豆市修善寺
TEL：0558-72-2501　
見学時間：見学自由
見学料金： 無料
公式サイト：http://www.shuzenji-kankou.com/
　　　　　　(伊豆市観光協会修善寺支部）
 

昭和初期の和風建築を体感 伊東市「東海館」

由緒正しい旅館の姿を今に残す「東海館」は、現在伊東温泉の観光文化施設として多くの方に親しまれています。昭和3年から平成19年まで営業していたわけですから、実に70年近くの歴史があるわけです。
 
木造３階建ての旅館の意匠は細やかで美しく、現代とは異なる様式に目を奪われること間違いなしです。訪れた方は思わずノスタルジックな世界に引き込まれるでしょう。レトロなお座敷喫茶でスイーツを味わいながら、過去の歴史に思いをはせてみてはいかかでしょうか。
 
芸者の着付けやお化粧、お座敷の作法が学べる「伊東お座敷文化大学」の体験も「東海館」の魅力です。事前予約は必要ですが、なかなか体験できるものではありませんね。海外からの観光客にも好評で、記念の写真は楽しい観光の思い出となるでしょう。
 
 

住所：伊東市静岡県伊東市東松原町12-10
TEL： 0557-36-2004（伊東お座敷文化大学の問い合わせ：0557-37-6105）
営業時間：通年
参考サイト：https://www.mapple.net/spot/22010265/
 

まとめ

ここまで、伊豆・伊東で着物を楽しむおすすめの観光名所をご紹介してきました。着物というとかしこまった感じになる方もいるかもしれませんね。でも、着物姿になることは普段とは違う自分に出会うチャンスかもしれません。
 
ここでご紹介した観光名所はベーシックな場所です。伊豆や伊東にはこの他にもたくさんの観光名所があります。ご紹介した所を参考にして散策の輪を広げてみてくださいね。