袴の着付けに必要なもの

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着付けの必須アイテム

袴の着付けの基本となる着物と袴を選ぶ時には、組み合わせをよく考えましょう。洋服と一緒で色合いや柄をコーディネートしていきます。袴の定番である矢絣柄の他にも、最近はポップでオシャレな柄も沢山あります。振り袖用の着物も袴に合わせることができるので、是非色々な組み合わせを楽しんでみましょう。長襦袢に付ける半衿や足袋もバリエーションが豊かです。卒業式などの式典に参列するときには、真っ白な足袋が正装です。白は若々しさを演出する効果もあります。袴の後ろにむかってやや丈が上がるので、サイズが足にピッタリとあったものを選びましょう。着物と袴を決めたら、さらに草履や巾着を合わせてコーディネートは完成です。お着付けをする際に、長襦袢は着物を着るときの基盤になります。なるべく自分のサイズにあった物を選ぶといいです。若さの象徴となる衿は決して抜きすぎず、背中に出る折皺は左右対称に作ります。外せないアイテムは衣紋ぬきです。襦袢の衿のぬき具合をキープしやすくなります。肌着、裾よけは市販のものでかまいません。ただ、肌着は後ろ衿が隠れている物を選ぶと衣紋をたくさん抜いても対応できます。衿がたくさんあいているか確かめさせてもらったりお店の人に聞いてみるといいです。裾よけは、襦袢を汚れから守るのが主な役割なので、裾よけにこだわらずステテコでもいいですし、目立たない色のスパッツでもいいと思います。卒業式のシーズンは寒い日があるので寒さ対策は大切です。ただ、大股で歩いてステテコが見えてしまっては台無しなので気をつけてください。腰紐は巾の広い物を利用すると食い込みが少なくなりますから、長く着ていても大丈夫です。衿芯は、柔らかいものの方が体に沿います。伊達締めは、締まりがいいので絹のものをお薦めします。

着付けに便利な補正用品

袴を美しくカッコよく着こなすには、まず着物が美しく着られていることが大事です。では、着物が美しく着られているとはどういうことでしょう? それはつまるところ、シルエットが美しく出ているということです。着物は洋服と違い、カーブやギャザーを入れる縫製は殆どありません。1枚の平らな布とあまり変わりがないと言ってもよいでしょう。しかし、人体は棒のように真っ平らではなく、起伏や凹凸があります。紙でも布でも平らなものを凸凹したものに巻きつけるとシワが多くでき、美しく巻けません。着物と私たちの体の関係もそうです。ではどうすれば美しく袴や着物を美しく着こなせるのか? 私たちのボディラインを平らに近づければ良いのです。補正用品を使うと良い理由はここにあります。袴を着るにあたってあると便利な補正用品といえば、やはりウエストパットとヒップパットになるでしょうか。ウエストパッドは腰のくびれを、ヒップパッドは背中からおしりのくぼみをなくします。「それじゃ寸胴じゃん。」と嘆かないでください。寸胴こそがむしろ袴姿が生える美しいシルエットの鍵なのです。

袴姿を引き立たせるアイテム

袴姿に合わせたヘアスタイルをより一層引き立てるアイテムが髪飾りです。かんざしや大ぶりな花飾りは人気があり、着物や袴の色と同系色の髪飾りを選ぶと全体がまとまりやすくなります。重ね衿は伊達衿とも呼ばれ、長襦袢の半衿と着物の衿の間にアクセントとして重ねる衿のことをいいます。重ね衿は、無地、柄入り、刺繍、スワロフスキー、レースなどの装飾の付いたものなど多くの種類があります。着物の色や柄に使われている色から一色拾うか反対色を選ぶとバランスが良くなります。着物の色よりも濃い色を選ぶとはっきりと凛とした印象に、着物の色よりも淡い色を選ぶと柔らかい優しい雰囲気になります。スタッキングとは、足につける防寒アイテムでピタッとした薄いレッグウォーマーのようなものであり、足裏に引っ掛けられるように輪っかがついています。白色か肌色のものが主流になります。

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