7歳の七五三、当日纏う衣装選びは一番の楽しみでありながら、何が正解なのかと迷うものでもありますよね。
このページでは七五三衣装の中でも、形も大きさも多様な髪飾りにフォーカスをあて、髪の長さに応じてどんなヘアスタイルがあるのか、それぞれどんな髪飾りを選ぶのがよいのか、
7歳の七五三での着物との合わせ方などのコツまで詳しくお伝えします。
まずヘアセットのスタイルを決めよう
7歳の七五三となると
3歳の時と違って髪の毛の長さも量も、様々なヘアスタイルを楽しめるお子さんが多いです。お顔つきも
7歳だとよりいっそう女の子らしくなり、華やかなスタイルも似合うようになってきますよね。
髪飾り選びには、ヘアスタイルとのマッチングが欠かせません。
例えば、ロングで結う日本髪とボブではヘアセットが異なり、それに応じて合わせる髪飾りが変わってきます。
毛量の少ないお子さんも、あんこを入れたりウィッグを使うなどすれば選べるヘアスタイルの幅はグンと広がります。
まずは、ヘアセットでするスタイルを決めましょう。
また、着物と髪飾りのマッチングも大切です。
全身に占める着物の割合は大きいのでまず着物を決め、次にヘアスタイルを決めてから、着物の写真などを持参して髪飾りを決めると全体に統一感が出ますし、選択肢も絞りやすくておすすめです。
一度しかないせっかくの
7歳の七五三ですから、思い切りおしゃれを楽しみたいもの。
7歳であればお子さん自身におしゃれ心が芽生え、いろいろな希望も出てくる年ごろでもあると思います。着物や髪飾り選びも「親子で楽しめるのが
7歳の七五三」と言えるでしょう。
ショート・ボブ
ショートカットの場合は毛先を巻いたり、前髪アレンジを施したりといったヘアアレンジになります。
髪の毛が短いとアレンジが限られると思われるかもしれませんが、前髪部分を編み込んだり、アイロンでさらさらストレートに仕上げる、前髪を真ん中で分けてきちんと古風にしたりするなど、イメージは色々に変えられるものです。ぜひ美容師さんと相談してみてください。
髪飾りは大きめのものが映えお顔を華やかに彩ってくれますが、毛量が少ない場合は飾りが落ちてしまわないよう気をつけないとなりません。ヘアスタイルが事前に決まっていれば、土台になるような編み込み部分の有無などにより、どんなタイプの飾りがつけられるか、美容師さんに相談しておくとよいでしょう。
事前活発なお子さんは特に、しっかりとまる形状のものから選びましょう。
ミディアム・セミロング
ミディアムくらいの長さになればアップスタイルにも挑戦できます。また、ハーフアップも可愛らしく仕上がる長さです。
サイドアップスタイルにして耳元に下がり付きの髪飾りをつけたり、ハーフアップにしていくつかの髪飾りを組み合わせたりといったアレンジもできます。
こちらも毛先をふんわりとカールさせたり、あるいはストレートで和髪に仕上げたりすることもできます。編み込みを取り入れたスタイルも可愛らしく可憐に仕上がりますね。
ロングヘア
ロングヘアになると、できることはぐっと広がります。
7歳であれば、
3歳の時よりも長さを出せるので、大人っぽいアレンジも可能です。
いかようにもできるぶん、前もってイメージを固めておくことが大切です。前髪をあげるかおろすかでも印象がかなり違いますので、お子さんと相談してお気に入りのスタイルを決めていきましょう。
定番の、ボリュームのあるアップスタイルなら間違いありません。
きちんとした日本髪も結うことができますし、大正風の古風モダンなまとめ髪、ツインテールでお団子を作ってもかわいいですね。
また、長さがあるので三つ編みをカチューシャ風にしたり、サイドでゴージャスに巻きおろしたりと、
7歳の七五三でしかできないヘアアレンジに挑戦できるのも楽しみ。
お子さんの希望を第一に、美容師さんと相談しながらヘアスタイルを決め、それに応じてお顔に映える髪飾りを選ぶとよいでしょう。
サイズの決め手は頭や顔の大きさとのバランス
七五三用の髪飾りにも様々な大きさのものがあります。
また、藤の花やしだれ桜をモチーフにした「ぶら」と呼ばれる揺れる飾りがついたもの、大きな花がひとつ咲いたような華やかなタイプ、かわいらしい小花タイプなど、形も様々。
7歳の七五三なら、少し大人っぽいデザインに挑戦してもいいかもしれません。
たとえば、まっすぐでサラサラな黒髪であれば下がり付きの髪飾りは髪質にとても映えるなどお顔の雰囲気や、着物の柄行きによっても似合うものがあります。
ワンポイントから、セットで華やかな雰囲気に仕上がるものまでさまざまありますが、画像だけを見て「いいな」と思って決めても、実際に合わせてみたらイメージと違った……ということもあります。バランスのいいものがきっと見つかりますので、できるだけ実物を合わせてみて決めるのがおすすめです。
形状・重さは髪の毛の量に合わせて止まりやすいものを選ぼう
あまり髪の毛が少なかったり、ショートヘアだったりする場合は、髪飾り自体に重みがあると落ちて来てしまうこともありますので、髪の毛にとまりやすい形状・重さのものを選ぶのがいいでしょう。
ある程度長さがあり、フルアップのスタイルにする予定であれば、髪の毛自体が少なくても、中にあんこを入れるなどしてボリュームを出すことが出来ます。その場合は櫛型の花飾りや下がりのあるつまみ簪なども使えますが、髪の毛自体が短く毛量も少ないようなら、パッチン留めタイプでなおかつあまり大きさのない髪飾りを選ぶと失敗がありません。
着物の色との調和をとろう
髪飾りを選ぶには、着物の色との相性も重要なポイントです。
着物に入っている色を髪飾りのメインの色にすると、全体として統一感が出ます。
着物の地の色の方に合わせると品良く仕上がり、柄の一色と合わせると華やかさが増します。
7歳の七五三であれば、二分の一成人式や小学校の卒業式など、近い年のイベントでまた着物を着る可能性が高いですね。それも踏まえて揃えておけば、長く使えてよいのではないでしょうか。
使いまわせて便利なかのこ、ちんころ
かのこは、日本髪で髷(まげ)を結うためのものです。
今でいうシュシュのような意味合いで、髷の元結を隠すためのふんわりしたリボンのような形をしています。ゴムなどで髪をとめた上から覆うように使います。
ちんころは、やはり日本髪の前髪をあげてまとめるためのものです。日本髪では前髪を立ててポンパドールのように形づくります、その前髪をあげた先を隠すのがちんころ。
この二つはセットで使います。
かのことちんころは、組み合わせる飾りを変えることで
7歳の七五三が終わっても使いまわすことができるので、ひとつ揃えておくとそのあとも楽しむことができます。
まとめ
7歳の七五三の着物に合わせる髪飾りについて、種類や選び方などをお伝えしました。
髪飾りについても「これでなくてはならない」という絶対の決まりがあるものではありませんので、どういうヘアスタイルにするかを美容院などで相談した上で、最終的にはお母さんとお子さんが一番気に入ったスタイルを選ぶのがよいのではないでしょうか。
とくに日本髪などはめったにしないヘアスタイルですし、準備から思い切り楽しめると良い思い出になりますよね。
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