鷺森神社の歴史
鷺森神社が建立されたのは平安時代といわれており、古来より鷺が森に多くいたことから名づけられました。当時は牛頭天王を祀る神社とされていましたが、これは徐々に変化していきます。応仁の乱の際に焼失し、一旦山中に建立されました。その後はしばらくその場所から動きませんでしたが、1653年からの離宮造営に伴い、現在の場所に移動されました。本殿が完成したのは1775年で、1967年には回廊が作られました。
鷺森神社の見所
鷺森神社は、貞観年間に創立された神社です。現在の位置に遷されたのは元禄時代のことでした。境内にある八重垣の石は、触れることで夫婦の関係が良くなったり、良縁を授かることができたりすることで知られています。スサノオノミコトが祀られていることでも有名です。鷺森神社で毎年5月4日と5日に行われる神幸祭という例祭も見所の1つとなっています。文学博士の吉沢義則が執筆したとされる御歌日記の一首の記念碑も境内にあり、人々に注目されています。
鷺森神社のさんよれ祭
京都5月の奇祭として知られている鷺森神社の例祭 さんよれ祭りは、七里祭りともいわれ、昔は七つの里で行われていました。さんよれ祭りの始まりは、享保14年に霊元法皇が修学院に行幸の折、鷺森神社へ参詣したことに由来しているといわれています。男子小学生が着物姿に紅たすきを掛け、菅笠をかぶり、手には扇子を持ちます。「さんよれ、さんよれ」の掛け声をかけながら赤山禅院から出発し、鷺森神社まで練り歩きます。その後ろを太鼓・花車・子供神輿・神輿が付いていきます。鷺森神社の拝殿では雅楽が奉納され、雅な祭りでもあります。
鷺森神社の八重垣の石
鷺森神社の境内にある八重垣の石は、縁結びにご利益があるとして有名なスポットです。祭神の素盞鳴尊による和歌にちなんで名付けられたという石で、「八雲立つ出雲八重垣妻籠に八重垣つくるその八重垣を」という和歌から付けられました。石の手を置いて祈ることで悪縁を絶ち、想う人との良縁を結んでくれるとの言い伝えがあります。縁結びの他に夫婦円満や家内安全のご利益も授けていただけます。パワースポットして人気がある場所でもあります。
鷺森神社の森林浴
街のはずれにあって喧騒から解き放たれている神社のため、敷地内は緑ゆたかで背の高い木も多く、森林浴に適した場所となっています。静かで趣のある建物は平安時代に創建されたもので、そこにいるだけでほっと息を抜くことができます。深呼吸してマイナスイオンを補給するとなお一層いいでしょう。参道は、夏に青々としげる葉が美しく、秋には真っ赤に染まり紅葉のトンネルとなります。年間通して気持ちを落ち着けてくれる絶好のスポットです。
鷺森神社の紅葉
鷺森神社に続く参道には、多くの木々が立ち並んでいます。秋になると葉の色が変化して、非常に見ごたえのある紅葉スポットに生まれ変わります。参道は非常に長いことから、散策コースとして親しまれています。勿論境内の中にある木々も赤く染まるので、そこも見応えのある場所になります。散歩をしながらゆっくりと紅葉を楽しむことができる場所であり、京都の市街地とは全く違う風景を楽しめます。無料で見学できる場所でもあり、シーズンには多くの人が訪れます。
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