ここの紅葉をあなどることなかれ 穴場スポット鷺森神社

鷺森神社の歴史

鷺森神社が建立されたのは平安時代といわれており、古来より鷺が森に多くいたことから名づけられました。当時は牛頭天王を祀る神社とされていましたが、これは徐々に変化していきます。応仁の乱の際に焼失し、一旦山中に建立されました。その後はしばらくその場所から動きませんでしたが、1653年からの離宮造営に伴い、現在の場所に移動されました。本殿が完成したのは1775年で、1967年には回廊が作られました。

鷺森神社の見所

鷺森神社は、貞観年間に創立された神社です。現在の位置に遷されたのは元禄時代のことでした。境内にある八重垣の石は、触れることで夫婦の関係が良くなったり、良縁を授かることができたりすることで知られています。スサノオノミコトが祀られていることでも有名です。鷺森神社で毎年5月4日と5日に行われる神幸祭という例祭も見所の1つとなっています。文学博士の吉沢義則が執筆したとされる御歌日記の一首の記念碑も境内にあり、人々に注目されています。

鷺森神社のさんよれ祭

京都5月の奇祭として知られている鷺森神社の例祭 さんよれ祭りは、七里祭りともいわれ、昔は七つの里で行われていました。さんよれ祭りの始まりは、享保14年に霊元法皇が修学院に行幸の折、鷺森神社へ参詣したことに由来しているといわれています。男子小学生が着物姿に紅たすきを掛け、菅笠をかぶり、手には扇子を持ちます。「さんよれ、さんよれ」の掛け声をかけながら赤山禅院から出発し、鷺森神社まで練り歩きます。その後ろを太鼓・花車・子供神輿・神輿が付いていきます。鷺森神社の拝殿では雅楽が奉納され、雅な祭りでもあります。

鷺森神社の八重垣の石

鷺森神社の境内にある八重垣の石は、縁結びにご利益があるとして有名なスポットです。祭神の素盞鳴尊による和歌にちなんで名付けられたという石で、「八雲立つ出雲八重垣妻籠に八重垣つくるその八重垣を」という和歌から付けられました。石の手を置いて祈ることで悪縁を絶ち、想う人との良縁を結んでくれるとの言い伝えがあります。縁結びの他に夫婦円満や家内安全のご利益も授けていただけます。パワースポットして人気がある場所でもあります。

鷺森神社の森林浴

街のはずれにあって喧騒から解き放たれている神社のため、敷地内は緑ゆたかで背の高い木も多く、森林浴に適した場所となっています。静かで趣のある建物は平安時代に創建されたもので、そこにいるだけでほっと息を抜くことができます。深呼吸してマイナスイオンを補給するとなお一層いいでしょう。参道は、夏に青々としげる葉が美しく、秋には真っ赤に染まり紅葉のトンネルとなります。年間通して気持ちを落ち着けてくれる絶好のスポットです。

鷺森神社の紅葉

鷺森神社に続く参道には、多くの木々が立ち並んでいます。秋になると葉の色が変化して、非常に見ごたえのある紅葉スポットに生まれ変わります。参道は非常に長いことから、散策コースとして親しまれています。勿論境内の中にある木々も赤く染まるので、そこも見応えのある場所になります。散歩をしながらゆっくりと紅葉を楽しむことができる場所であり、京都の市街地とは全く違う風景を楽しめます。無料で見学できる場所でもあり、シーズンには多くの人が訪れます。

=============================

きものレンタルwargo 京都駅前 京都タワー店

住所:京都府京都市下京区烏丸通七条下ル東塩小路町721-1京都タワービル3F 

営業時間:09:00~19:00(最終返却18:30まで)

 

▶︎京都タワー店での着物・浴衣レンタルのご予約はこちらから

=============================


京都着物浴衣レンタルwargo 京都タワー店

枯山水と紅葉の絶妙なバランスに釘付け 曼殊院

曼殊院の歴史

曼殊院は728年に最澄によって建立されたのが始まりです。その後、東尾坊と名前を変え、場所を移動することになりました。曼殊院と改められたのは1108年くらいのことで、北山に作られたものをそう呼んでいました。現在の場所に移動したのは1656年であり、現在の場所に入った良尚親王が曼殊院を継承し、新たなる堂宇を建てたことによって生み出されました。かなり歴史のある曼殊院は、何度か移動を繰り貸しながら、現在の地に存在を残しています。

曼殊院の枯山水庭園

大書院の庭となる枯山水庭園は、深山と水を表した小堀遠州の作とされます。庭は石と白砂と緑の織りなす仏教的な枯山水の世界で、青色をした立石が滝を、白砂は流れる水を表しているといいます。大書院の西側の白砂の中には、樹齢400年といわれる五葉松とその根本にキリシタン灯籠を配した鶴島と、小書院の前に亀島が配されています。普段は白砂と緑の樹木の世界ですが、5月の頃にはキリシマツツジが彩りを添え、秋になると白砂と鶴島亀島の向こうには赤く色づいた木々により1年で最も艶やかな世界となります。

曼殊院の大書院

曼殊院にある大書院は、小書院と並んで重要文化財としての認定を受けた建造物です。大書院は現在の本堂です。本尊としてまつられているのは阿弥陀如来で、訪れた観光客をしっかりと出迎えています。曼殊院の大書院の内部には元三慈慧大師が座していますが、おみくじの元祖として知られています。瓢箪、扇子の杉戸引手、月型卍崩しの欄間など、さまざまな意匠が凝らされたつくりで、他にも桂離宮と同じ桂棚や菊、短冊の釘隠しなどがあります。

曼殊院の小書院

曼殊院には、小書院という重要文化財建造物があります。小書院は江戸時代に建築されたもので、長い歴史を持っているのが特徴です。庭園の正面、大書院の北東方向に連なっている数奇屋風の建物で、見る人を魅了しています。曼殊院の小書院は、廊下の部分と室内の部分との屋根が重なっていて、二重屋根の構造をとっているのが目を引きます。ところどころに意匠が凝らされていることが分かるので、訪れた人を飽きさせることがありません。

曼殊院に残る曼殊院本古今和歌集

曼殊院本古今和歌集は曼殊院に伝わる国宝にも指定されている古今和歌集の写本です。全20巻の古今和歌集のうち第17巻の一部が現存しています。写本のしたのは有名な歌人の藤原行成とも藤原公任とも推定され、11世紀の成立と考えられています。流布本では語句の違いや掲載されている和歌も一部違っており、別のルートの系統と考えられています。曼殊院の所蔵ではありますが、現在は京都国立博物館に寄託されています。

曼殊院の紅葉

曼殊院は、枯山水庭園・勅使門・弁天池周辺の紅葉が見事です。枯山水の庭は、深山と水がキリシマツツジの緑と白砂で表現されていて、その2色と紅葉の赤や黄色とのコントラストが素晴らしく見応えがあります。勅使門の晩秋の紅葉も、葉が赤く染まった木々が門と調和していてきれいな背景となっています。弁天池の周辺も緑の木々と赤や黄色に染まった紅葉のバランスが見事で、池に落ちた葉がもみじ柄の川のようで風情があり、見る人々を魅了します。

=============================

きものレンタルwargo 京都駅前 京都タワー店

住所:京都府京都市下京区烏丸通七条下ル東塩小路町721-1京都タワービル3F 

営業時間:09:00~19:00(最終返却18:30まで)

 

▶︎京都タワー店での着物・浴衣レンタルのご予約はこちらから

=============================


京都着物浴衣レンタルwargo 京都タワー店

紅葉の昼の顔と夜の顔は見逃せない 雲龍院

雲龍院の歴史

雲龍院の元となったものは、1389年に作られた竜華殿です。この建物も何度か焼失を繰り返しており、時には地震の影響で倒壊したこともあります。その後1646年に、現在の本堂として再建されました。雲龍院はこの他にも幾つもの建物が連なっていますが、これらの部分はそれ以後に建てられており、霊明殿は1868年に建てられた新しいものなのです。その他の書院や庭園といった部分は、1868年以前に建立され、現在までその姿を変えることはありません。

雲龍院の見所

雲龍院は南北朝時代に作られた真言宗涌泉寺の別院です。天皇の勅願で作られて皇室とのゆかりが深いので、涌泉寺の搭頭の中でも高い寺格を持っています。徳川慶喜が寄進したという燈籠の下の白砂には、みごとな菊の紋が描かれています。ここからも格の高さがうかがえます。お屋敷のようになっている廊下を進んでいくと、CMでも有名になった悟りの間があります。四角の迷いの窓は、人生における苦しみを四つの角で表現しています。もうひとつの悟りの窓は、正確な真円がありのまま自然の姿・清らかな姿を指し、悟りの境地を表しているといいます。時間を忘れてしまうほどの美しさです。

雲龍院の庭園

雲龍院のお庭はしっとりとした苔と、豊かな木々の美しさが印象的なお庭です。有名な悟りの窓と迷いの窓がある書院から見える大きな2つの石は、豊臣秀吉が建立した方広寺の大仏殿の礎石だったといわれています。また、そこから見える5色の紅葉は、その名の通り様々な種類の色に変化させることで有名な木です。このお寺は毎年春と秋に特別拝観を行っており、その期間に合わせて夜間拝観とお庭のライトアップもしています。静けさの中、ライトで照らしだされたお庭は、自然光で見るお庭の美しさとは違った荘厳な美を醸し出しています。

雲龍院の重要文化財

雲龍院が誇る重要文化財は、本堂の龍華殿です。昭和41年に重要文化財に指定された建物で、昔ならではの建設方法を採用している貴重な建物となっています。雄大なこけら葺きが特徴的な建物であり、中も綺麗なままとなっています。本堂の中にある庭園は非常に美しい場所となっています。本堂は明治2年に再建されていますが、それ以降手を加えているような所は無く、今でも重要文化財としての趣を残したまま見学することができます。

雲龍院の昼の紅葉

夜間拝観のライトアップが荘厳なことで知られる雲龍院ですが、昼間に見る紅葉は日差しと窓越しにみる紅葉が美しく優美な世界をかもし出しています。燃えるような紅葉と青々しい杉苔の美しいコントラストは夜間では味わえない世界です。書院にある丸い「悟りの窓」と四角い「迷いの窓」の2つそれぞれの窓は、同じ場所から見ても違った景色が鑑賞できます。中でも、書院れんげの間の雪見障子にはめ込まれた四角い窓からは、色紙の景色と呼ばれ、左より椿・灯籠・楓・松の景色が楽しめます。紅葉の時期になると、楓が色鮮やかに赤く染まり、また一味違った景色を見せてくれます。

雲龍院の夜の紅葉

雲龍院で夜の紅葉が見ることができるのは、例年11月中旬に開催される秋の特別拝観の折に同時開催される夜間拝観の時のみです。ライトアップされ、暗闇の中に浮かぶ様々な色に紅葉した木々の様子は神秘的で、美しい庭に荘厳さを加えます。雲龍院は、書院の悟りの窓と迷いの窓、れんげの間の雪見障子の4つの窓が有名ですが、日中の自然光の中で見るのとライトアップされた夜に見るのとでは全く異なる趣があります。また、雲龍院には5色の紅葉と称される楓の名木があります。紅葉時の色の移り方が多彩で見る者の心を奪います。ここはあえて奪われてみるのも一興です。


=============================

きものレンタルwargo 京都駅前 京都タワー店

住所:京都府京都市下京区烏丸通七条下ル東塩小路町721-1京都タワービル3F 

営業時間:09:00~19:00(最終返却18:30まで)

 

▶︎京都タワー店での着物・浴衣レンタルのご予約はこちらから

=============================


京都着物浴衣レンタルwargo 京都タワー店

三重塔と紅葉が織り成す絶妙のコラボ 真正極楽寺

真正極楽寺の歴史

真正極楽寺は984年に建てられました。当時は戒算上人が阿弥陀如来像を安置するために造ったものであり、常行堂に存在した物をこの寺に持ってきたことで造られたのです。1171年に一度荒廃するも、勧進によって復興されて存続しました。しかし、応仁の乱によって焼失したため、真正極楽寺は転々と移動するようになります。あらゆる場所を移動した後、1693年に現在の場所に造られました。過去に真正極楽寺は幾度の焼失を経験しており、その都度場所を移動しては建てられています。

真正極楽寺の見所

鈴聲山真正極楽寺は、一般には紅葉の真如堂として知られる京都屈指の紅葉が見所のひとつです。燃えるような木々の紅葉は見る人を魅了してやみません。本堂に安置されている頷きの弥陀と呼ばれる藤原時代の一木彫り立像の阿弥陀如来は、九品来迎の弥陀立像の中では最古のものといわれています。本尊は年に1度の11月15日にしか公開されません。本堂には安倍晴明の念持仏不動明王も安置されています。境内には比較的近代に作庭された2つの庭があります。東山三十六峰を借景とする涅槃の庭は涅槃図を庭で表しています。夏の大文字焼きを見る絶景の場所でもあります。随縁の庭は真如堂を菩提寺とする旧財閥三井家の家紋である菱形の四角が四つ組み合わさっている模様になっています。

真正極楽寺の文化財

比叡山常行堂の本尊である阿弥陀如来を東三条院の離宮に安置したことが、真正極楽寺の始まりです。この寺には国宝である「法華経第六巻」があります。これは仏師運慶の発願により珎賀によって書かれたもので、快慶以下一門の弟子達もこの法華経に結縁しています。他の重要文化財として、本堂、絹本著色普賢菩薩像、紙本著色真如堂縁起3巻、絵本墨画淡彩寒山拾得図などがあります。紙本著色真如堂縁起3巻は大変貴重な絵巻で、詞書の起草者から筆者の掃部助久国までの制作過程が明らかになっています。

真正極楽寺の本堂

真正極楽寺の本堂は、992年に一条天皇の勅許を得て創建させられたといわれています。本堂には阿弥陀如来が安置されており、この阿弥陀如来は円仁が「修行者を守護して下され」と祈ると首を横に振り、「衆生、特に女性をお救い下され」と祈ると頷いたという言い伝えから「頷きの阿弥陀」と呼ばれています。他にも安倍晴明の念持仏である不動明王や千手観音が祀られています。なお本堂の宮殿は普段は閉められており、特別な法要の際にのみ解放されています。

真正極楽寺の庭園

真正極楽寺の周辺には真如堂庭園という美しい庭園が広がっています。ここには「涅槃の庭」と「隨縁の庭」と呼ばれている庭があり、涅槃の庭は比叡山など東山三十六峰を綺麗に見渡すことができることが魅力で、特に大文字山の眺めは非常に良いです。そして、隨縁の庭は2010年に作庭された新しい庭で重森千青氏によって作庭されました。4つ目の家紋を参考にして作られた和風モダンな庭となっており、伝統と現在が上手く融合しているスポットなっています。

真正極楽寺の紅葉

京都といえば紅葉というように真正極楽寺も見所ある紅葉スポットとなっています。毎年11月下旬から12月上旬に、特にカエデの葉が紅く美しく色づいているのです。本堂前の井戸脇にある「花の木」が紅葉の季節を知らせてくれ、それが徐々に赤さが広がってくる頃には真正極楽寺の周辺は赤や黄色の葉で色鮮やかになっているのです。特に朝日や夕日、特に紅葉が夕日を浴びている瞬間はとても美しく、その光景を見に毎年多くの方々が訪れています。


=============================

きものレンタルwargo 京都駅前 京都タワー店

住所:京都府京都市下京区烏丸通七条下ル東塩小路町721-1京都タワービル3F 

営業時間:09:00~19:00(最終返却18:30まで)

 

▶︎京都タワー店での着物・浴衣レンタルのご予約はこちらから

=============================


京都着物浴衣レンタルwargo 京都タワー店

紅葉が見事なでこぼこ寺院 詩仙堂

詩仙堂の名前の由来

みなさんは詩仙堂の名前の由来についてご存知ですか? 詩仙堂の名前の由来は、中国の詩家36人の肖像を掲げた「詩仙の間」という場所から来ています。この詩仙堂を建てた徳川家の家臣であった石川丈山は、90歳で亡くなるまでこの場所で詩歌三昧の生活をするほどに詩歌がとても好きな人物でした。そのため、この詩仙堂という名前も中国の詩家に関わるところから由来しているというわけでしょう。ちなみに詩仙堂という名前はあくまでも通称であり、本当の名前は凸凹の土地に建てられた住居を意味する凹凸窠 という名前なのです。

詩仙堂の歴史

詩仙堂は1641年に石川丈山によって建てられました。当時は草庵が完成していた程度で、その後年月を重ねるにつれて大きな変化を遂げました。江戸時代の間に改築が行われており、庭園や建物の大まかな物はこの時に作られました。昭和41年に大改修が行われて、現在の詩仙堂となったのです。現在と昔では多少違った部分があり、大改修後は曹洞宗の寺院として利用されています。改修されているとはいえ、昔の趣を残した庭園はそのままの状態となっています。

詩仙堂の見所

詩仙堂は京都にある由緒正しき場所の1つです。そんな詩仙堂の見所は、やはりこの詩仙堂を建てた石川丈山が熱を入れて手入れをした庭園でしょう。この庭園には四季折々の植物が植えられており、どの季節に来ても退屈することはありません。特に1度は見るべきなのが、5月下旬頃に赤紫色の花を咲かせるサツキの花です。このサツキを嘯月楼という建物から眺めるのが詩仙堂を楽しむオススメの方法です。紅葉も美しいので是非1度訪れてみてください。

詩仙堂の詩仙の間

その凹凸窠には至楽巣(しらくそう)・躍淵軒(やくえんけん)・嘯月楼(嘯月楼)があり、その中に「詩仙の間」と呼ばれる四畳半の一室があります。詩仙とは日本の36歌仙にならったもので、林羅山の力を借りて中国の漢・晋・唐・宋の時代から36人の詩人を選んだとされます。李白や杜甫といった名だたる詩人36人の詩仙の肖像画は、狩野探幽・狩野尚信が描いたとされ、その詩人達の詩が四方の壁に書かれています。そして、この詩仙堂の名の由来もこの詩仙の間に由来するとされます。

詩仙堂の唐様庭園

詩仙堂の唐様庭園は、造園した徳川家の家臣であった石川丈山の好みで設計された当時の代表的な庭園となっています。その庭は四季によってその表情を変えており、特に5月下旬頃に見頃を迎えるサツキと11月下旬に見頃を迎える紅葉はとても有名であることからこの時期には特に観光客が多く訪れ、多くの人がその美しい光景を楽しんでいます。また添水 (そうず) と呼ばれる鹿おどしの一種が響かせる音は静寂な庭のちょっとしたアクセントとなっています。

詩仙堂の紅葉

詩仙堂の紅葉は、京都で見ることができる紅葉スポットの中でもとても人気があり、国内のみならず海外からも詩仙堂の紅葉を見るために多くの観光客が訪れます。特に、詩仙の間からみる詩仙堂の庭園と紅葉の風景は、見る人すべてを釘づけにしてしまうほどの素晴らしさで、自然が描き出す絵画のようなすばらしさに時間を忘れてしまいます。詩仙の間から、すばらしい紅葉の風景を楽しむことはもちろん、庭園を散策して間近に紅葉の風景を楽しむこともできます。


=============================

きものレンタルwargo 京都駅前 京都タワー店

住所:京都府京都市下京区烏丸通七条下ル東塩小路町721-1京都タワービル3F 

営業時間:09:00~19:00(最終返却18:30まで)

 

▶︎京都タワー店での着物・浴衣レンタルのご予約はこちらから

=============================


京都着物浴衣レンタルwargo 京都タワー店

祇園周辺 ここの紅葉にひとめぼれ 圓光寺

圓光寺の歴史

400年以上の歴史を持つ圓光寺は、1601年徳川家康の命により、学校の機能を兼ね備えた臨済宗南禅寺派の寺として伏見城下に出来ました。開山者は当時下野国足利学校のトップであった禅師閑室元佶で、開校の暁には僧に限らず多くの若者が入学したといいます。そのような歴史もあってか、圓光寺にある重要文化財として日本最古の木製活字が保存されています。その後、足利将軍ゆかりの相国寺山内に場所を移した後、1667年には現住所の一乗寺小谷町に移っています。

圓光寺の十牛之庭

「十牛之庭」は、「十牛図」を題材とした圓光寺を代表する枯山水形式の庭園です。「十牛図」とは、禅の悟りに至るまでの十の過程を童子と牛で表した図のことで、庭園には牛に見立てた十の石が配されています。また「十牛之庭」は、京都洛北最古とされる池(栖龍池)や水琴窟があることでも有名です。さらに紅葉の名所としても名高く、色づいた木々はもちろん、栖龍池に映る紅葉や水面に舞い散った紅葉も見どころのひとつになっています。

圓光寺の奔龍庭

山門をくぐるとこのお庭が広がっています。平成に入ってから作られた枯山水の庭園で、とてもモダンな印象を受けます。お庭自体は動くことのないはずのものなのですが、雲海の中から一瞬龍のお顔が覗いた瞬間に立ち会い、龍そのものは動いているような感覚にさせてくれるお庭です。様々な角度からお庭を眺めるとより一層そう思わせます。実は、このお庭を作られた方はわざとお庭を未完のままで留め、見た方の心の中に完成品が現れることを願われたのだそうです。折々にこのお庭を眺めに伺えば、その時々の完成品を愛でることができるはずです。

圓光寺の応挙竹林

圓光寺には応挙竹林と呼ばれる竹林があります。円山応挙という江戸時代の絵師が、この竹やぶを題材に1776年「雨竹風竹図屏」という作品を描きました。応挙の最高傑作の一つと言われています。雨が描かれていないのに雨で竹が霞む様子や、風に静かに身を委ねる竹の様子を見事に墨の濃淡のみで演出しており、その情緒的な表現は素晴らしいの一言です。この竹林は名所として名高く、応挙をも虜にした凛とした竹の風情を感じられます。応挙はこの竹林に禅門の本質をみたのでしょうか。

圓光寺の富岡鉄斎の作品

圓光寺の本堂には、南宋画の大家である富岡鉄斎の観楓山水図・脩竹清風図があります。秋の圓光寺を訪れた鉄斎が襖絵を残していったものと伝えられています。4枚の襖一杯に使った大変雄大な作風ながら、南宋画独特の米鮎を用いた緻密な技で描かれた水墨画です。圓光寺は単なる寺院ではなく、現代でいう学校のような役割を担うものとして設立されました。鉄斎も当時の文化人の一人として学び舎に集う者であったことをうかがわせます。

圓光寺の紅葉

秋の季節になると、京都の中でもとくに注目を集めるお寺があります。それが瑞巌山圓光寺で、京都市左京区にある徳川家康公の開基による歴史あるお寺です。圓光寺へ行けば、すべてが計画的に植え付けられて赤や黄色に彩られたあまりに美しすぎる日本庭園「十牛の庭」の紅葉を、目の前に見ることができます。畳の敷き詰められた和の空間から見える十牛の庭の紅葉もまた、人々に感動をもたらす景色です。圓光寺は、秋の代名詞にもなりうる威厳に満ちたお寺なのです。


=============================

きものレンタルwargo 祇園四条店

住所:京都市東山区四条大和大路下る西側大和町7祇園四条十彩ビル3階

営業時間:09:00~19:00(最終返却18:30まで)

▶︎祇園四条店での着物・浴衣レンタルのご予約はこちらから

=============================


京都着物レンタルwargo 祇園四条店

もみじ橋のかかる紅葉の楽園 仙洞御所

仙洞御所の歴史

上京区の京都御苑の中にある仙洞御所は、1630年に徳川幕府が時の天皇であった後水尾天皇の譲位に備えて建築した御所です。二条城にあった御幸御殿を移築してでき上がったものでした。それ以降実に7度の火災で焼失してしまい、1854年以来再建されておらず、現在では庭と茶室の一部が残存しているだけとなっています。仙洞御所の仙洞は天皇位を退位された太上天皇の別名であり、太上天皇の居所が仙洞御所と称され昔は他の場所にあったこともあります。

仙洞御所の見所

秋の紅葉だけでなく、早春の梅、初夏の新緑など四季折々の景観も一見の価値があります。庭園には2つの池があり、北池は東山の如意ケ岳を背景に、南池はかかっている紅葉橋という名の通り紅葉を背景にした景色が絶景です。八つ橋にかかる藤棚は春にはこぼれんばかりに咲き乱れ、そのさまは息を呑むほどです。その他、建物としては北池そばの又新亭という茶室、南池そばの醒花亭という茶屋が侘びた佇まいを見せています。醒花亭から続く幅広い州浜には一升石と呼ばれる石が敷き詰められ、植えられている松や桜と合わせてスケールの大きい眺望となっています。

仙洞御所の庭園

仙洞御所は京都御所の南東に位置する広大な日本庭園です。御所が焼失した後は、庭園と一部の茶室が残っているのみとなっています。仙洞御所は2つの大きな池と茶室を配した池泉回遊式庭園です。大きな池は北池と南池と呼ばれ、御所の造営などのたびに拡張された為、池の水がつながるようになりました。その為、造営当初の姿は残されていません。2つの池をつなぐ運河は掘割といい、そこにかけられた「もみじ橋」と呼ばれる土橋は秋には美しい紅葉が見られることで有名です。

仙洞御所に隣接する大宮御所

京都市の上京区にある緑に囲まれた京都御苑は、一般的には京都御所と呼ばれています。しかし、これは誤りで、京都御苑の敷地内には南北朝以降から明治維新まで皇居であった京都御所以外に、仙洞御所とそれに隣接して大宮御所があるのです。仙洞御所は後水尾上皇が退位後に住居として造営されたものです。現在は庭園と茶室を残すのみとなっています。この仙洞御所に隣接して建つ大宮御所は、後水尾天皇の中宮のために造営されたのが始まりで、後水尾上皇とその中宮の御在所が肩を並べて建っているのです。現在の大宮御所は、慶応3年に完成したもので、天皇、皇后などが京都へ行幸される場合の宿泊や、国賓の宿泊に使用されています。

仙洞御所の紅葉

仙洞御所の紅葉はとても見事なので、紅葉時期の予約はなかなか困難です。仙洞御所の中に入ると池の周りを囲むような鮮やかな木々たちの景色が目に入ります。紅葉橋はその名の通り紅葉に覆われていて、紅葉のトンネルの中を歩いているようです。紅葉山も紅葉のカーテンのようで、優しい光がゆらゆらと揺らぐ景色に癒されることでしょう。紅葉の赤や銀杏の黄金色など、どこを歩いてもその彩りの景色は圧巻でまた訪れたいと思わせる場所です。

仙洞御所の予約・拝観方法

仙洞御所を拝観方法するには予約をして申し込みをしなくてはいけません。予約するには3つの方法があります。1つ目は郵便往復はがきを使用して郵送で申し込みをする方法です。はがきに参加希望日を第1希望から第3希望まで記入して郵送し、結果を返信用はがきで受け取ります。2つ目は宮内庁京都事務所参観係窓口に行って申し込む方法です。3つ目はインターネットで申し込む方法です。1度に申し込むことができる人数は4人までとなっていて、申し込み後は人数や参加者の変更はできません。


=============================

きものレンタルwargo 京都駅前 京都タワー店

住所:京都府京都市下京区烏丸通七条下ル東塩小路町721-1京都タワービル3F 

営業時間:09:00~19:00(最終返却18:30まで)

 

▶︎京都タワー店での着物・浴衣レンタルのご予約はこちらから

=============================


京都着物浴衣レンタルwargo 京都タワー店

紅葉と雪景色に見応えあふれる念仏寺 愛宕念仏寺

愛宕念仏寺の歴史

鎌倉時代の中期に再建された本堂は、堂宇を保存するため大正11年に嵯峨野へと移築されました。昭和56年には寺門興隆を祈念し、境内を羅漢石像によって充満させたいと願うようになり、平成3年に千二百羅漢落慶法要が厳修されたのです。本尊として知られているのは厄除千手観音です。これは平安時代から厚い信仰を受けていて、厄除けの寺とされてきました。また、ご本地仏の火除地蔵菩薩もまつられており、火之要慎のお札で知られています。

愛宕念仏寺の1200体の羅漢

嵯峨野めぐりの始発点となる愛宕念仏寺では、1200体の羅漢が有名となっています。台風で破損した仁王門の解体復元修理を昭和56年に行った際、これを祈念して境内を羅漢の石像で充満したいという住職の発願から、徐々に数が増えていきました。そして、10年後には1200体の羅漢の石像が並ぶこととなりました。これら羅漢の石像は、1200人の参拝者自らの手によって彫られたものであるため、それぞれ個性溢れた表情となっています。建ち並んでいる1200体の羅漢は優しい顔立ちをして訪れた人々を出迎えてくれ、表情豊かな羅漢の石像は訪れる人々の心を和ませてくれます。これらの羅漢をじっくりと見て回るようにすると、愛宕念仏寺をより楽しむことができます。

愛宕念仏寺の文化財

愛宕念仏寺というと、真っ先に思い浮かぶのが1200体という羅漢の多さなのですが、羅漢の他にも見るべきポイントはあります。それは、愛宕念仏寺の文化財です。重要文化財となっているものとして、特に注目されているのが本堂です。鎌倉時代の中期に建築された和様の建物で代表的な遺構となっています。そこには、本尊十一面千手観音像、二十八部群衆像などが堂内に安置されています。

愛宕念仏寺の紅葉

嵯峨野にある愛宕念仏寺は天台宗の寺院です。愛宕山参道の山麓の入り口にあり、嵯峨めぐりの始発点として知られています。仁王門、愛宕念仏寺本堂といった歴史ある建造物とともに、黄や赤に染まった紅葉を楽しむことができます。常葉樹の緑も大切なアクセントです。見頃の時期は11月上旬頃から中旬にかけてです。拝観料金は大人のみ300円で、拝観時間は8時から17時です。夜間のライトアップなどはしていないので、訪れる時間には気をつけたほうがいいでしょう。最寄り駅はJR嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅で、そこからバスで向かうといいです。

愛宕念仏寺の雪景色

愛宕念仏寺の持っている魅力として挙げられるもののひとつが、美しい雪景色です。羅漢が1200体ありますが、雪が降ると羅漢が白い帽子を被っているように積もり、訪れた人々を魅了しています。また、石仏に囲まれている塔などにも降り積もりますし、地面にも降り積もっていきます。多宝塔の下には、凛々しい顔つきの伝教大師とお釈迦様がいます。愛宕念仏寺の雪景色の中心となる存在です。大量の雪は絨毯のように柔らかく、荘厳な景色でありながら、歩きやすいのも特徴です。

=============================

きものレンタルwargo 嵐山駅前店

 

住所:京都市右京区嵯峨天龍寺車道町9-2 2F

 

営業時間:09:00~18:00(最終返却17:30まで)

▶︎嵐山店での着物・浴衣レンタルのご予約はこちらから

=============================


京都着物浴衣レンタルwargo 嵐山店

今すぐカンタン! Web予約